見出し画像

音楽を「楽しむ」って何ですか?

思い出せば、大人になってレッスンを受けるようになってから、

「もっと音楽を楽しんで!」
「背中がガチガチだから、リラックスして楽しんで弾いて!」

って、よく言われます。

この「楽しむ」ことについて、私は楽しむという感覚が全くわかりません。
「楽しむ」って何ですか?
正しい「楽しみ方」がわかりません。

子供の頃を思い出してみると、
楽しみ方について、障害の影響により感情表現が下手でおかしかったらしく、そもそも何が「おかしい」のかがわからないです。
楽しむことが「おかしい人」扱いされ、人がだんだん離れていき、良いことがありませんでした。
なので、楽しむことが怖いです。

小学校低学年くらいまでは、好きなことをいくらでもできたけど、
だんだん成長するにつれ、好きなこと、やりたいことは「我慢しなければならないもの」に変わった。
親からも、学校からも「好きなことを仕事にしてはいけない」「大きくなったら好きなことを諦めなければいけない」と洗脳された。
大人になった今、周囲にいた猛毒な同級生と大人たちのせいで「楽しむ」という感情が表情も含めて完全に死んでしまった。

無理やり興味のないことを勉強させられ、
苦手かつ、興味のない分野を無理やり押しつけられ、
合わなかったら「ノー」と言うことができない空気がきつかった。

子供の頃から勉強についていくことが科目により難しいものがある為、普通の勉強は諦めて、そのかわりにとっつきやすい音楽を頑張ろうと思ったんですが、大人になっても音楽と仲良くなれず苦しいです。

もしかしたら音楽は楽しむものではなく、義務になっているのかもしれない。
私から音楽がなくなったら、何もできない超ポンコツ人間になってしまうから、必死にしがみついているのだと思う。
できない自分を認めること、ポンコツな自分を認めたら自分が「負け」になり、他人からいじられたり雑に扱われてしまうのではないかと思うので認めたくないです。

「他に好きなことないの?」と言われても、特に何にもないです。

まずは正しく「楽しむ」感情を得られるようにしたい。
しかし、できるようになって調子に乗ると「調子に乗るな!!!」って怒られるので、楽しくなって調子に乗ることが自体が怖い。
知らず知らずのうちに、「調子に乗る=悪いこと」だと思うようになった。

子供の頃から、たぶん小学生高学年くらいから監視されている気がして、楽しむこと自体が怖い。
楽しむのは家だけでしかできません。

演奏時に身体が固くならず、「おかしい人」と言われずに、自然と音楽を楽しめるようになることが夢です。