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【第10回】グループディスカッションはこう勝ち抜く!

はじめに

みなさんこんにちは、もちもちのゆきです。
もう11月も半ばになりましたね。大学3年生、修士1年生のみなさんは、ちょうど冬季インターン真っ盛りの時期でしょうか。
ゼミや研究、授業の合間を縫ってインターンに参加しなければならないのは本当にキツいですよね・・・。この時期になると、自分が就活生だった頃を思い出します。みなさんにお聞きしたいのですが、平日にインターンが開催される場合、皆さんの大学では授業欠席を公欠扱いにしてくれますか?私の大学院は、就活への配慮がゼロだったので、普通に欠席扱いにされていました。もう少し、大学側も就活に対して協力的になってくれてもいいのに・・。大学の授業は、教授陣が行うわけで、彼らは大抵アカデミックな世界に閉じこもってきた人たちなので、「博士に行くことが正義。就活は邪道」のような価値観を持っている人が多いせいか、就活の大変さはなかなか理解されないことが多い気がします。もう少し、色んな人生の形があることを分かって欲しいな〜なんてモヤモヤしていたことを思い出しました。はい、ちょっとした愚痴でした。笑

愚痴はさておき、冬季インターンや早期選考に参加することに決めた就活生の皆さんは、大学のスケジュールとの調節(あとバイトも・・!)など大変かとは思いますが、とにかく睡眠と食事だけはしっかり取って、体を大事にしてくださいね。睡眠と食事を大事にできれば、大抵のことは乗り越えられるので!本当に!

さて本日は、「STEP6:本命企業の本選考に応募する」の第1弾として、グループディスカッション(GD)での立ち振る舞い方について書いていきたいと思います。インターンはもちろん、本選考の中にも必ずと言っていい程組み込まれてくるGDですが、みなさん苦手意識はないでしょうか?
私は正直言うと、GD前日は億劫で仕方がありませんでした。グループでどういった役割を担ったら良いか、自分の意見を押し通そうとする我の強い人がいた場合どう対処したらよいか、発言できないくらい内容が難しかったらどうしよ・・などなど不安だらけでした。
結果論として、GDで選考落ちしたことはないので、なんとか自分なりのパフォーマンスは発揮できたのかなと感じております。そこで本日は自身の経験をもとに、GDでやるとプラスに働くと感じたことや、やったらダメなことを共有したいと思います

【再掲】就活の進め方全体像(改)

グループディスカッションとは

GDとは、4〜8人くらいのグループに分かれてお題に取り組むワークのことです。ワークの内容は業界や企業によって様々ですが、例えば私が外コンを受けた時のお題は「コンサルタントにとって重要な資質とは?/“これからの”コンサルタントにとって重要になる資質とは?」、製薬会社でのお題は「弊社で販売する新しい製品を考案せよ」でした。お題は当日に発表されるため、特に前日までに準備できるというわけではないのがESや面接と違う点であり、ちょっとした怖さだと思います。
ワーク中は、社員が各グループを見て周り、議論が煮詰まっているところを手助けをしてくれたり、就活生それぞれを評価していきます。グループ内でどんなパフォーマンスを発揮する人なのか、どんなコミュニケーションをとる人なのかなど、入社後に一緒に働くイメージを持てるかどうかを見定められている選考だと考えられます。

グループディスカッションで勝ち残るための秘訣は”カメレオン”

GDではよく、事前に役割分担を行います。主にファシリテーター・タイムキーパー・書記を決めると思いますが、ここで皆さんが気になるのは、選考を突破できる有利な役割は何か?ということだと思います。結論から言うと、「一概には有利な役割は何かとは言い切れない」です。よく、ファシリテーターが一番評価されると言うような口コミを聞きますが、私は本選考やインターンの複数回のグルディスを経て、必ずしもファシリでなくても選考は突破できると感じました。積極的に大役に立候補することも確かに大事ですが、一番重要なことは、どの役割につくかではなく”グループに貢献すること”であり、その様子を見回っている社員にアピールすることだと思います。(ちょっと嫌な言い方ですが)

GDが選考に含まれる意義に立ち戻って考えてみると、先ほども述べましたが、”この人と一緒に働くイメージが持てるか”を判断するためと考えられます。入社すれば、必ず何かしらのチームに配属されメンバーと協働して仕事をしていきます。そうなった時に、どんな人と一緒に働きたいと思うでしょうか。チームによって、どんなメンバーがいるかは未知なので、例えばリーダー的牽引力のある存在がいないチームではファシリテーターができる人材が求められるし、逆にリーダーが既に存在しているなら、リーダーの手に追えない部分を補ってくれる気の利くバディが欲しかったりと、状況に応じて様々だと思います。つまり、他メンバーの特性に応じて求められる人材は多様であり、その時足りていない役割を補うことができれば、チームに貢献できる人として重宝され、”一緒に働きたい”と思ってもらえるはずです。これは、GDでも同じだと考えられます。

では、GDではどのように振る舞えば良いのでしょうか。そこでまずは、GDが開始したら、メンバーをよく観察することから始めてみてください。もし、誰も話し出さないような控えめなメンバーが多いグループなら、積極的にファシリに挑戦することでグループに貢献できますし、ファシリや書記をやりたい人が既にいるならば、その人たちの補佐的な役割を担うなど、状況に応じてやるべき役割を判断すると良いです。もちろん、最初の役割分担時だけでなくGDが開始してしばらくしてからも同じで、グループでその時足りていない役割を積極的に拾いにいきましょう。例えば、ファシリテーターが困っていたら助けてあげたり、パワポを作ることになった場合、全員で分担したページの体裁が崩れていればそれを直す係をやったり、質疑応答で突かれそうな箇所を答えられるように詰めておくなどです。このように、カメレオンのごとく状況に応じて臨機応変に役割を担い、チームに貢献することが選考突破の鍵になります。意外と見回っている社員の方々はよく就活生を見ているので、このように全体を見て気を利かせる振る舞いをしていればきっと評価してくれるはずです。

もちろん、初めてのGDの場では緊張して思うように振る舞えないこともあると思います。ですので、本選考のGDの前に、是非ともインターンや大学のキャリアサポートセンターが開催しているGD練習会などで練習しておくと良いと思います。ちなみに、私は1dayインターンでGDを初めて経験したのですが、振る舞い方がわからずほぼ発言できませんでした笑 本選考の前に参加しておいてよかった・・

グループディスカッション、これやったらダメ!

GDで必ずと言っていいほど各グループに一人はいがちなのは、とにかく目立とうとして時と場合を考えずに発言する人(いわゆるクラッシャー)です。確かに、チームへの貢献が求められる中で、議論を発展させるために発言することは大事なことですが、好きな時に好きなことを話すことは他メンバーへの迷惑となります。例えば、議論がまとまりかけているのに、議論を発散させるような発言をしたり、自分と反対意見の人と二人だけでバトルを繰り広げるなどです。大事なのは、議論の流れを把握し、その時話すべき内容は何かしっかり把握することです。”発言すること=評価される”ではないと言うことを心に留め、周りをよく見るようにしましょう自分勝手な発言ばかりする人は、悪目立ちするだけです

グループディスカッション、これやると高評価!

上記で、GDでは目立とうとして無闇やたらに発言し場を乱すことはやめましょうという話をしました。ここでは、逆に、そのような人がグループにいた場合の振る舞い方としてやると良いことをお話しします。気をつけていただきたいのは、例え相手が議論の妨げになっていたとしても、邪険には扱わないということです。かといって、全く指摘しないと議論はひたすら発散し、まとまらなくなっていきます。そのような時に有効なのは、議論を図示することです。ホワイトボードでも紙でもなんでもいいので、簡単にそれまでの議論を図示していきます。例えば、議論の流れを「A→B→C」と記載して、今話すべき議題に丸をつけるなどです。図示することで、今話すべき内容を再確認できるので、必要のない話をしていたことに気づいてもらうことができます

また、図示することは、議論が煮詰まってきて八方塞がりになった場合にも非常に有効です。視覚的に情報を整理してみると、頭をリセットして考えるべきことが見えてきますし、全員で再度認識合わせができるので、認識齟齬をなくして足並みを揃えることができます。

このように、クラッシャーがいたり、議論が煮詰まって進まないというようなよくある事態に対応することができれば、高評価を得ることができるはずです。議論の図示は、普段から練習できることだと思うので、ゼミの教授の話を聞くときや、論文を読むときなどを使ってぜひ練習してみると良いと思います。

最後に

本日は、いよいよ本選考に応募する段階のTipsということで、GDでの振る舞い方について書いてみました。結局は、企業の社員の方の目線に立って、一緒に働きたいと思ってもらえるような人物ってなんだろう?と考えてパフォーマンスすることが大事だと思います。「自分が自分が」とがむしゃらに目立とうとするのではなく、グループに貢献するためにどう振る舞ったらいいかを考え真摯にディスカッションに参加することが、結局のところ重要なのではないかと思います。自分なりの立ち振る舞い方を模索するためにも、ぜひ本選考の前に1dayインターンやGD練習会などに参加して練習してみてください。

次回予告

次回は、STEP5の第2弾として、最終面接を突破し内定を獲得するための振る舞い方についてお話ししてみたいと思います。(その他面接の突破法については別記事で書いているのでチェックしてみてください)

本日も最後まで読んでくださってありがとうございました。今日も私の記事が、就活を頑張る誰かのインスピレーションに繋がりますように。
それでは!

*もちもちのゆき*

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