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【第7回】選考を突破するESの書き方

ちょっと雑談

みなさんこんにちは、もちもちのゆきです。
ブログのバナーデザインを変えてみたのですが、お気づきでしょうか?笑
バナーやブログ内部に添付している画像はphotoshopで作成しているのですが、パワポよりも機能が充実していて自由度が高く、クリエイティブ精神を興奮させるアイテムですよね。
気づいたら5-6時間photoshopで創作してた・・なんて日も多い今日この頃です。
実は最近、ついにペンタブ(wacomのintuos)もゲットしたので、益々創作活動が捗ってしまいそうな予感です!まさに創作の秋です。(ついでに食欲の秋も満喫しすぎて3キロ太りました・・もちもち化が止まりません)
就活系以外にも、創作活動系のブログも書いてみようかな〜なんて考えていたりします。

はじめに

さて、本日は「STEP4:本命企業のインターンに応募する」の第2弾として、ESの書き方をテーマに書いていきます。

私は就活生時代、ESを書くのが大好き(変態)かつ得意で、倍率が100倍を超えると言われる大手化粧品メーカーのインターンや、大手製薬会社の本選考も突破しました。また、レポートを書くのも大好きで、大学で表彰された経験(2000人近くいる理系学生の中でトップ7人に与えられるレポートの賞)がある程、文章を書くのは得意な方でした。(とか言ってこのブログが読みにくかったらほんとにごめんなさい出直してきます)

そんな執筆活動が大好きな私が、本日は丁寧に、選考を突破できるESの書き方を解説していきます。

選考を突破できるESとは?

私は、選考を突破できるESには二つの要素があると思っています。
それは、①論理的で分かりやすい②相手に刺さるオリジナリティがあるの二つです。①は通るための最低条件で、②は採用担当者に”この子に会ってみたい!”と思わせるために加えたい、勝つためのエッセンスです。

それぞれの重要性について、具体的に説明します。

まず①は最低条件と言いましたが、論理的で分かりやすい文章でなければ、そもそも企業の採用担当者にESを読んでもらうことすらできないのです。採用担当者は、数百〜数千という大量のESに目を通します。となると、一度読んで言いたいことがわからないESを、わかるまで何度も読み返してくれるでしょうか。当然答えはNOです。できるだけ優秀な人材に面接にきてもらうためにESでふるいにかけるのに、文章すらまともに書けない人をわざわざ残すわけがないのです。
つまり、優秀な人材だと思ってもらうための第一歩は、読んでもらえるESを書くことです。それはつまり、”論理的で分かりやすい文章”を書くことです。”論理的な文章”というと、ハードルが高く感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、手順を追って書けば案外簡単に完成させることがでるので安心してください。書き方については後ほど詳しく説明します。

次に②ですが、これは、採用担当者に、”この子と話がしてみたい!”と思わせるための要素です。
論理的な文章であれば、採用担当者に読み飛ばされずESを読んでもらえるはずですが、内容が伝わったとしても、”刺さらなければ”、面接に来てほしいとは思われません。「他の子と違うな、もっと深掘りして話を聞いてみたいな」と思われるようなオリジナリティを織り込むことができればESは勝ちです。実際、ここまで意識してESを書いている人は少ないと思うので、これができれば頭一つ抜けて、確実に勝つことができます。こちらについても、後ほど詳しく書き方を説明します。

①②の要素がESで勝ち抜くために必要な条件であると納得していただけたでしょうか。
では早速、①②それぞれの書き方について詳しくお伝えしていきましょう!

①論理的で分かりやすい文章は、”STAR 構造”で作ろう!

まずは最低限、採用担当者に読んでもらうために、論理的な文章の書き方を学んで行きましょう。有名な書き方なので聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、論理的な文章は、”STAR構造“で書くとうまく書くことができます。

S:Sammary & Situation(概要&状況)
T:Target(状況に対し設定した目標)
A:Action (自身の考えと行動)
R:Result(もたらした成果と得た学び/周囲に与えた影響)

初めに概要を述べ、これから語るエピソードの状況を説明し(S)、そこでどのような目標を設定して(T)、それを達成するためにはどう考え、どう行動したか(A)、そしてその結果どうなったのか、何を学んだのかという順序で書いていきます。

具体的にみた方がピンとくると思うので、ガクチカ(学生時代に力を入れて頑張ったこと)を例に解説していきましょう。

ガクチカのbefor/afterで学ぼう!

例えば、学生時代に居酒屋のバイトを頑張った経験をガクチカとして書く想定とします。ESの設問は字数制限が設けられていることがほとんどなので、今回は200字で書いてみましょう。

まずは、よくあるダメな例から見ていきます。

Before(ダメな例)

ガクチカ よくあるダメな例

ダメな理由の解説

みなさん、このガクチカを読んで、”論理的で分かりやすい”と感じますでしょうか。答えはNOだと思います。改善すべき点はたくさんありますが、例えば、最後の文に辿り着くまでガクチカとして努力したことが見えてこないし、赤字の理由は多数考えられるはずなのに、他の可能性を排除することなく宣伝力の低さと断定している点も極めて非論理的です。

また、上記の文章をSTAR要素で分割してみると、Sが大部分(しかも状況説明のみでSammaryが抜けている)で、Tがなく、AとRの内容が薄くなっており、何を目標にどのように努力したのかが全く伝わりません。

ダメな例の分析

では、これをSTAR構造に当てはめて、論理的な文章に書き替えてみましょう。

After(STAR構造の導入)


STAR構造で書き直したガクチカ

改善ポイントの解説

居酒屋の赤字を改善したという結果は同じなのに、最初の文章より遥かに論理的で分かりやすくなったと思いませんか?
改善ポイントは以下の4つです。

  1. Sでガクチカの概要が記載されているため、その後の流れが頭に入ってきやすい。

  2. Tでは、赤字の原因をどう分析したかが書かれているため、Aで集客対策により赤字の解決を目指したという流れが論理的に繋がる。

  3. Aが具体的に書かれているため、どう考え行動する人間であるか、人間性をしっかり伝えることができている。

  4. Rで、総括として経験から得た教訓が記載されており、経験から学びを抽象化し、このエピソード以外でも教訓を生かしていることをアピールできている。

このように、STARを当てはめることで論理的で分かりやすく、納得感のある文章が出来上がったと思います。
さらに言うと、最初と大きく変えた点は、Aの比重を重くしたことです。
ガクチカを通して採用担当者が見たいのは、『何を達成したか』ということよりも、『どう考え、どう行動したか』というところだと思います。ここには人間性が現れます。新卒採用はポテンシャル採用とよく言いますが、資格等の即戦力的な要素のない学生の何を見て採用を決めるかといえば、やはり人間性だと思います。自社で上手くやっていけるか、即戦力になる素質があるのか、人間性を見て判断するわけです。ガクチカが設問として設けられる理由を考えて、Aの部分で人間性をアピールしていきましょう。

テクニック的なところでいうと、字数制限を守るためには、STARの各要素を同じ分量で書くことは難しいので、困ったらAを充実させて他を削ると良いと思います。特に、Sの状況説明が冗長になりがちなので、できるだけ簡潔にまとめられるように練習してみてください。

おさらい

ESの書き方の順序をおさらいしましょう。

まずは、書きたいエピソードをSTAR構造で整理していきましょう。最初からSTAR構造で書くのが難しければ、書きたいことを箇条書きで列挙し、STARのどの要素に入るか分類していってもかまいません。
STAR構造で文章ができたら、次は各要素の比率を見てみましょう。例のように、マーカーで色分けして可視化するとわかりやすいです。もしAが希薄になっていたら、他を削ってAを膨らませてみましょう。
このステップを踏むことで、今までのESより格段いいものになるはずです。

②読み手に刺さるオリジナリティは徹底的な自己分析をもって書ける!

次に、採用担当者に”刺さる”要素であるオリジナリティの出し方について説明します。オリジナリティの出し方は、設問によって異なりますが、例えば以下の切り口でプラスすると良いと思います。

  • エピソードの強さ(例:起業経験、受賞経験、バイト先の売上向上、海外ボランティア活動など)で押す

  • 人間性が伝わる書き方をする

正直いうと、エピソードの強さで押せる人はそこまでいないと思います。たしかに、派手な経験があるということは、そこに至るまでの葛藤や苦難などが伴うはずなのでエピソードは書きやすいとは思いますが、別にそんな経験無くても十分勝ち筋はありますし、企業も派手さを求めている訳ではないと思うので安心してください。先程も言いましたが、企業が見たいのは”人間性”です人間性とはつまりオリジナリティです。

STEP3までで、口を酸っぱくして『自己分析の徹底』が重要だとお話ししてきましたが、実はこれが、オリジナリティを出すために必要なのです。

みなさんはここまで、自己分析を徹底したことで、自身の譲れない信念や成し遂げたいことなどを見つけてきたと思います。そして、その条件に合った企業にたどり着いて、今ESを書いている訳です。つまり、例えば志望動機ならば、その企業に辿り着いた理由を元に書けば十分オリジナリティを出すことができます。
志望動機としてありがちなのは、『別にこれならうちの会社じゃなくても良いってことじゃん?』と思われるような文章です。しかし、自己分析を徹底しておけば、『私はこういう人間で、こうしたいから、あなたの会社じゃなきゃだめなんです!』というメッセージを打ち出すことができます。なんとなくの志望動機ではなく、自分なりの明確な理由を書くことで、採用担当者に熱意が伝わるはずです。

もちろん、ガクチカでもオリジナリティを加えることができます。自己分析によって、どんなことに頑張れる人間なのか、困難にぶつかった時にどう解決する人間なのかが見えてくるはずなので、自身の思考回路や動機を明確に書くことができるはずです。より具体的に書かれていれば、読み手も『この子しっかり考えてるな〜深掘りしても受け答えしてくれそうだし、会ってみたいな』と人間性に興味を持ってもらえるわけです。

※テクニック的なところで言うと、予め企業理念や求める人材像のページを読んでおき、そこで求められている人間像に寄せて書くと、より刺さりやすいと思います。嘘をつけと言っているわけではなく、企業に合わせて、自身の幾つもある人間性のうちどれをアピールするかを臨機応変に選ぶと良いと言うことです。そもそも、企業理念や求める人材像に1ミリも掠らなければ、自分にとって相性がいい企業とも言えないですしね。

本日のまとめ

本日は、選考を突破できるESの書き方についてお話ししました。STAR 構造で論理的に文章を整理することと、今までの自己分析結果を元にオリジナリティを追加することで、格段にいいESを作ることができるので、ぜひやってみてください。

なんとなく就活して、なんとなく企業を選んで、ESに何を書いていいのか分からない、薄っぺらいことしか書けない就活生はたくさんいます。でも、みなさんは普段から自己分析を徹底しているはずなので、書くことは山のようにストックされているはずです。もう事前準備を済んでいます。あとはそれをアウトプットするだけです。自信を持ってくださいね。

次回予告

次回は、ESの書き方に引き続き、面接突破術についてお話ししたいと思います。面接というと苦手な方も多いとは思いますが、ちょっとしたテクニックで楽しく、さらに突破できるようになります。私なりの突破術をお話しできればと思います。
本日も、ここまで読んでくださって本当にありがとうございます!
今週の1本目が金曜になってしまって申し訳ないです・・涙
土日で面接突破術についてブログを出したいと思いますので、楽しみにしていてください!
今回の記事も、就活を頑張る誰かのインスピレーションにつながりますように。
それでは!

*もちもちのゆき*

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