勉強期間半年でTQE翻訳実務検定(日英)に合格したので勉強方法を公開します。
サン・フレアアカデミーさんの翻訳実務検定(TQE)に半年の勉強期間で、中学英語の復習から始めて合格したので勉強方法を公開します。 試験を受験する方の一助になれば幸いです。
なお、1日の勉強時間は9〜12時間です。本は基本6周しました(連続して周回するのではなく、数日後、1週間後、数週間後のように間隔を空けました)。頭痛持ちなので頭痛が出た日は半日休みましたが、基本毎日勉強しました。勉強方法は、理解が不十分なページに付箋を貼って重点的に勉強しました。付箋は1000枚以上買いましょう。フィルムタイプが薄くておすすめです。
使用する書籍は、全てAmazonや本屋さんで買えるものです。動画の講義などは一切見ていません。講義、苦手なんですよね。
私が受験したのは、「特許明細書化学 日→英」の試験ですが、他の分野の特許明細書日→英翻訳にも応用可能です。 では以下に実際に勉強した書籍とコメントを記していきます。
「中学校3年間英語が1冊でしっかりわかる本」
分かりやすいです。1,2日で終わります。この本は簡単なので3周で終わりにしました。
「英単語ターゲット1900」
「英熟語ターゲット1000」
いずれも会話表現に関するものは覚えませんでした。熟語はシステム英熟語がより良いかもしれません。
「総合英語Evergreen」
分かりやすさで選びました。約900ページある某英文法本も買いましたが、こちらで十分です。
ここからが本番です。
「技術系ライティング教本」
実はこの本に出会って技術系英文を書こうと決めました。この時点では練習問題は間違っても構いません。
「技術英語の基本を学ぶ例文300」
例文300以外の例文もあり、ボリュームが多く感じます。こちらの本は7周以上しました。
「ACSスタイルガイド」
「テクニックを学ぶ化学英語論文の書き方」
化学分野の翻訳をする方はこちらもやっておきましょう。
ここから特許翻訳関連の本です。
「特許翻訳者のための米国特許クレーム作成マニュアル」
クレームがどのようなものかが分かります。また、ステップバイステップで進むのでとても分かりやすいです。また、著者のサイト「米国特許翻訳社」の知財英語情報が勉強になります。メール講座も受講しましょう。
「特許翻訳の基礎と応用」
ほとんどがクレーム関連です。
「特許翻訳英文作成教本」
一番お世話になった本です。特許翻訳の実務についてひと通り記載があります。
「詳解特許翻訳」
お値段も本の厚さも段違いですが、とてもためになります。できるだけ日→英訳をしてから解説を読みましょう。
次に、参考になったサイトを紹介します。
「日本知的財産翻訳協会」
知的財産翻訳検定の過去問と解答を見ることができます。できれば全ての過去問に取り組みましょう。
「ミドリインターナショナル」
翻訳のヒント(英訳)を読みました。
「るんるん特許翻訳」
特許の訳し方、テクニックを読みました。
「特許英語例文集」
例文が豊富です。
「サン・フレアアカデミー」
TQEの過去問を購入して解きました。
「J-PlatPat」
仕上げとして、最近の化学分野の特許を調べて翻訳しました。全文を訳すと大変なので、TQE過去問くらいに短くして翻訳しました。
以上が使用した本及びサイトになります。 また、「特許翻訳英文作成教本」あたりから、CATツールの1つであるOmegaTを使い始めました。
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