妊娠してから数%の確率を引き続けている人

みなさま、ごきげんよう〜もちこです!
久しぶりの投稿になってしまいました。
動画もまともにアップできるようになったのも、本当に久しぶりで、
初心にかえった気持ちでまた投稿しています。
毎日はできるかわかりませんが、動画投稿の方もアップできるかぎりしていこうと思います。

さて、本日の本題は、タイトルの通り。
妊娠してから、そんなことある?!のオンパレードを経験しているので、その話をしていこうと思います。
noteだけご覧いただいている方はなんのこっちゃって話ですが…
最後までご覧いただけたら幸いです。


妊娠までの過程

そもそももちこ夫婦は、自然妊娠ではなく、不妊治療を経て子どもを授かりました。
これは隠してないですし、その過程も動画に撮っています。
気になる方は、お手数ですが、youtubeの方を覗いてみてください!

実はもちこは、大学院生のときに子宮関係の病気を患い、手術をしています。
それはすっかり完治したのですが、元々生理が重く、ピルを飲んでなんとか生活していました。そのくらい女性ホルモン系に関しては、あまり丈夫ではなかったと思います。
※ピルについては、様々な理由で飲む人がいますので、これだけを鵜呑みにしないでくださいね。

現在の主人と約1年同棲し、結婚をしたのが2020年でした。
主人は社会人3年目、私は社会人1年目のことでした。

主人とは子どもに関して色々なことを話し合いました。
お互いの意思確認、お金の話、生活の話。
元々子どもが欲しかった私は、既往歴もあるため、結婚の意思があるなら、してほしいとずっと言っていました(主人は焦っただろうな)
そもそもその病気をしたときに、子どもを妊娠しにくいかも?と言われていたので、主人も多くのことを覚悟してくれたと思います。

そして、あっという間に結婚して3年が経過。
後から結婚した周りの友だちに子どもがぼちぼちできてきた去年。
私自身、動画であまり話してきませんでしたが、あ〜追い抜かされてるな〜とは思っていました。

3年が経過した時に、主人と再度子どもについて、話し合いをすることになりました。
ざっくり書くと、自然妊娠を待つor不妊治療をする、ってことです。
結構話し合いはすんなりまとまった記憶があります。
・夫婦ともに子どもは欲しい(大前提)
・2025年で20代が終わるので、理想はそこまでに産みたい
・自然か不妊治療かこだわりはない
・不妊治療も保険適用内なので、金銭的にも問題ない
 (岸田内閣になってから保険適用になったんです、ありがたい限りです)
という形で、不妊治療を選択しました。

それでもって、詳細は割愛しますが(また別の機会に)、私たち夫婦は体外受精を選択し、今年1月末から通院をスタートしました。

不妊治療のための通院

私は、埼玉県在住ですが、まあ割田舎に住んでいます。
そのため、不妊治療の病院も近くになく、東京23区内まで通っていました。
1時間半くらいかかりますが、全国区から宿泊を伴っても来院する人も珍しくない病院でした。

個人的には良い病院で、朝早くから夜遅くまでやっており、休診日無し。
働いている人には通院しやすいと思いました。

で、ここで通院の話や体外受精のことを書くと長くなってしまうので、また別の記事にて書きますね。

その病院では結果的に、1クールの通院で赤ちゃんを授かることができました。
わずか2ヵ月足らずの通院でした。
本当に有難いことでした。

陽性反応が出た時に、採血の結果もかなり良くて、しっかりと妊娠したという値、妊娠継続率の値も高く、病院から出て泣いてしまったのを覚えています。

体外受精にて子どもを授かる夫婦は、実に11人に1人くらいらしいです。
ということは、学校のクラスにいる約3人は体外受精にて授かったというイメージでしょうか?

さほど珍しいわけでもないのですが、%にすると少ないかなって個人的には思います。

でも、不妊治療を選択し、子どもが欲しいと思っている人は、自分が思っている以上に多いんだと、身に染みて感じました。

5w3dから始まるつわり

妊娠中謎にw・dが使われるのですが、週(week)・日(day)の英語表記の頭文字を取っただけです。
こっちで慣れたのと表記が楽なので、w・dを使用して説明していきます。

まず、5wだと、自然妊娠の人は「生理が来ないな?」くらいの状態の人もいます。
そして、この頃その傾向から妊娠検査薬を使用した人が陽性反応を示し、わかったということが多いようです。

妊娠5週からつわりが始まる人の割合は3割近く。
私は急に匂いがダメになり、ご飯の選りすぐりが始まりました。
柔軟剤の匂い、猫の餌の匂い、猫のトイレの匂い、香水、白米が炊ける匂い、他人の匂い…
白米が食べたくない、お茶を飲みたくない、揚げ物を食べたくない、小麦を使ったものが食べたくない…
ダメダメのオンパレード。

そして、食べたら吐くという吐きづわり。
とにかく戻す戻す戻す。
胃が空じゃないと気持ちわるいと言っているのがわかりました。
7w後半からはOS-1以外は口にできない状態でした。
でも、塾の仕事は休めず、フラッフラ。
当然頭が働かないので、ミスばかり。職場には、体外受精の時から報告したものの、基本的には勤務しなければならない状況でした。
これがまあ心身ともにしんどかったです。

妊娠悪阻

あれよあれよという間に、体重が一気に10キロ減り、15キロ減り、流石に心配されるレベル。
学校の打ち合わせや事例交付式には出たものの、学校側にも悪阻の一件を報告するくらい、電車に乗れるのか?という状態でした。

明日から授業だ!という前日。
私は今までに感じたことのないふらつきと、体調不良を訴え、かかりつけの総合病院を緊急受診。
そのまま入院することとなりました。

診断は妊娠悪阻(にんしんおそ)。
つわりが重症化し、治療が必要な状態を言います。
脱水症状・栄養不足・めまい・体重減少とともに、肝機能の数値の悪化も認められ、入院することになりました。
大体ここまで悪阻がひどくなる妊婦さんの割合が約0.5%ほどらしいです。

栄養や水分を点滴してもらうことで、なんとかそれ以上の悪化は免れました。
しかし、私の場合、学校や塾が気掛かりで、休み続けることが心配で、一刻も早く退院しなければと思っていました。(今考えればアホです)

そこから無理いって退院したものの、また病院に逆戻り。
これもまた数%らしいですが、これは自業自得。
自分の体を優先しなかった私が引き起こしているの、本当に馬鹿としか言いようがありません。

そのままで仕事になるはずもなく、学校は休職、塾は退職。
わずか妊娠2ヶ月・3ヶ月のことでした。
妊娠して仕事を辞める人は2割に満たないそうですが、2ヶ月での退職は6.5%、3ヶ月での退職は11%だそうです。

産休まで休むつもりは、妊娠時はもちろんありませんでしたが、
遅刻・早退・欠勤ばかりでは話にならないので、仕方ないことですよね。

結局この選択が正しく、妊娠23w3dまでつわりは続き、体重の最低値は、妊娠前より25kg以上叩き出しました。
なぜダイエットしたい時には痩せないのに…と思っていました。

急性膵炎・胆嚢炎

悪阻が終わり、今度は少しずつ食欲が戻り、なんとなく胃に違和感が減ったきた23w。
元々食べられてなかったこともあり、胃が小さくなっていたので、少しずつ小分けに食べるように意識していました。
油断すると吐きそうだったのもありましたが…

そんな中、23w5dの夜。
夜ご飯を主人と妹と食べ終えた後、急に鳩尾から脇腹、背中にかけて痛み出しました。
ちょうどこの2日前、同じような症状があり、吐いたら治ったので、戻せばいいやと思い、戻しましたが、治らず。

これが21時ごろでしたが、翌朝5時まで痛みに耐え…痛みも引かないことから、早朝かかりつけの病院に連絡。
土曜日だったため、午前中近くの町医者の消化器内科にでもかかってくださいと言われ、電話を切られ絶望。

そこから一晩中寝られなかったこともあり、睡魔と、痛みに耐え、一人で号泣していました。

周りの病院をネットで探し、ネット予約できる病院に11:00に予約が入れられ、痛みも少し引いた?と思っている間にシャワーが出来ました。

しかし、9:00過ぎに病院から、ネット予約した際に妊婦と書いていたため、確認の電話がありました。
そしたら、妊婦さんは受診できないと言われ、絶望。

他の消化器内科やそれに準ずる病院に全て電話したものの、あえなく断られました。

結局11時過ぎてどうしようもなくなり、朝5時過ぎにかけたかかりつけの総合病院へ電話。この頃痛みは元気に復活。
電話歴も残っており、朝5時に電話し断られたが、他の病院もダメでした…というと、すぐに来てください言ってくださり受診。

血液検査としたところ、アミラーゼ・白血球の数値が基準の20倍以上を示し、
急性膵炎と診断を受けました。
妊婦さんが急性膵炎になるのは、0.003%から0.1%だそうです。ちなみに、母体死亡率2.2%、胎児死亡率7%くらいだそうです。

その後そのまま当然入院になりました。
膵炎って医師にも看護師にも陣痛より辛いらしいよと言われました。
転げ回るほどの痛み。とにかく痛くて何もできない。
あの時のことは思い出したくないです。
そのくらい辛かったです。
点滴され、5分から10分に1回、胃液・体液を大量に吐き出し、脂汗が止まらない。死ぬんじゃないかと思いました。

翌朝、お腹の張りも酷く、消化器内科に入院していましたが、産科の先生を呼んでもらい内診。
子宮口が1cm開いていました。切迫早産の傾向が疑われれると。
空いた子宮口って閉じないらしいです。
24w0dで開いちゃったら早すぎます…とのことで、産科の方が母子ともに見られるので、産科の病棟に移動。

その後、膵炎は食べられるなら食べたほうがいいと最近の研究で言われているから、食べようと言われ、流動食が出されることに。
94歳の父方のおばあちゃんが施設に入っていますが、そこの施設で出てくる食事と同じレベルの流動食でした(笑)

食事は1割ほど食べたけれど、痛みが悪化する一方。
そうすると、週明け担当医の先生が決まり、来てくれ説明をすると、もう一度検査に。

検査してみると、胆嚢炎も発症していました。
しかも、胆石はなく、胆嚢壁の腫れがある状態。
担当医に、症例を見たことがなく、どうなるかわかりません、と言われました。
しかも、胆嚢炎は絶食しないと良くならないとのことで、急に絶食になりました。

痛みで食べられなくて、寝たきりだったので、絶食はそんなに辛いという感じではなかったです。
それより、赤ちゃんは大丈夫か?ということばかりでした。

私の体と赤ちゃんは頑張ってくれましたが、1週間以上寝たきり生活、尿道カテーテルで生活していました。
酸素も低下し、酸素チューブをつけて生活し、本当に苦しかったです。

幸い絶食したことで、徐々に数値は回復。
何とか山を乗り越え、退院することが出来ました。

膵炎・胆嚢炎の原因は特定できないとのことでした。
妊婦さんは分泌液が多くなることもあり、そう言ったところに該当するかもしれないと言われ、食事には気をつけるようにと指導を受けました。

退院して、悪阻が終わったからこそ食べたいものはたくさんありましたが、背に腹は代えられません。
出産してから食べればいいので、あと2ヶ月半、このお腹の子が出産予定日付近までお腹で育ってくれるように最善を尽くします。

妊娠に向いていない体質

医師に、今回妊娠することはできたけど、継続・出産するにあたり、かなり大変な体質かもしれないね、と言われました。

自分でもそう思います。
妊娠できたことが奇跡だと思いますし、これが最初で最後かもしれないと思って1日1日を過ごしています。

体外受精・妊娠悪阻・膵炎・胆嚢炎全部経験したことある人どのくらいいるんだろう?とは思います。

1人産むまでも(まだ産まれてないけれど)、こんなに壮絶なのに、複数人こどもを産み、育てている人を見ると、本当にすごいと思います。
最も、1人だって大変なことです。

社会科の教員である私にとっては、合計特殊出生率って結構身近な数値なんですが…私にはその平均を超えられない気がしてます。

産むまでまだ何があるかわかりませんが、どうか無事で過ごせることを、祈っていただけたら嬉しいです。

長くなりましたが、ここまでお読みいただきありがとうございました!

いいなと思ったら応援しよう!