お菓子作り
お菓子作りにハマっている。独身男性のお菓子作りなんて、見ていられないかもしれないが、しばしお付き合いいただきたい。
お菓子作りを始めたきっかけは、オーブンレンジを購入したことである。
しかし、お菓子を作ろうと思って、オーブンレンジを購入した訳ではない。オーブンレンジ購入の目的は”解凍”であった。
7月、暑さが本格的に猛威を振るい始め、オードリーがラジオで夏の到来を宣言した頃、僕は同期カップルとコストコに来ていた。同期カップル(2)と僕(1)の合計3の奇天烈な組み合わせで、僕は人生初、コストコに足を踏み入れていた。コストコ珍道中は、余談になるので省略させていただくが、要するに、コストコでたくさん肉、野菜を買い込んで、山分けしてお持ち帰りしたのだ。お家に帰って、すぐに山分けした食材を冷凍庫に放り込んだ。そして、次の日、食材を解凍しようと思って、電子レンジに食材を放り込んで解凍ボタンを押す。ん?反応がないぞ。。。
そこで、初めて気が付いた。電子レンジの解凍ボタンが壊れていたことに。普段、コンビニ弁当を温めるしかしないので、まったく気が付いていなかったが、大学生の頃から、約9年寄り添ったレンジはとっくの昔にぶっ壊れていた。
これは、まずい。コストコで山分けした食材は山ほどある。一人暮らしで毎日自炊して3週間は余裕で持つ量だ。他の解凍方法を探したが、手間と時間がかかる方法に見えた。
そこで、思いついたのが、オーブンレンジであった。なんかで昔、解凍はオーブンレンジが良いと聞いたことを思い出した。思い立ったが吉日、僕はその足でオーブンレンジを購入した。
オーブンレンジをGETしたことで”解凍”は可能となり、おいしい自炊生活を味わう事が開始できた。しかし、問題が1つあった。それは、オーブンレンジが高かったことである。いつ終わりを迎えてもおかしくない自炊生活の為に、数万も払ってしまった。普段、自炊してないので終焉を迎えるのなんてあっという間だろう。何としても、元は取りたい。数万分は使用したい。。。
そう思い、オーブンレンジの説明書を見ていると、ある文字が飛び込んできた。それが、”お菓子”である。そうして、オーブンレンジの元を取るために、僕のお菓子作り生活は幕を開けたのである。
過去に作った事のあるお菓子といえば、卵と板チョコを使用したガトーショコラとパンケーキ(メレンゲをしっかり作るパターン)のみ。ほぼ経験がない中、道具もそろえて、最初に作ったお菓子はアップルパイであった。アップルパイ自体は、そんな食べた事なく、特段好きでもない。ただ、会社の後輩(男)からリクエストを受けたから、作っただけである。
パイシートは既存の物を使用、リンゴは砂糖と絡めて火にかけて、割りと時間をかけてしっかり、レシピ通り(これが一番大事)に作った。
結果、上手くできた。味も美味かった。
リクエストくれた後輩に食べさせた。これまた好評であった。
こうして、味を占めた僕は、お菓子を量産していった。
いくつか、作ったが特に好評だったのが、チーズケーキ。
別の後輩に金払うから毎週作ってくれと言われたぐらい。ペコちゃんと良い勝負できるぐらいのレベルだと個人的にも思っている、自信作である。
まだ上手く作れた事がないのが、シュークリームである。
すでに3回ほど挑戦しているが、生地が思った以上に膨らまず苦戦している。味は言わずもがな美味い。なんてたったレシピ通りだから。
モンブランは、粉砕機がなかったので栗が潰しきれず、しぼり袋から中々出てこず、最適解を探した結果、とぐろを巻いてしまった。味は言わずもがな美味い。なんてたったレシピ通りだから。
写真は撮り忘れたが、フォンダンショコラも作った。こちらは中のチョコをもう少し多くすれば、120点。味は言わずもがな美味い。なんてたったレシピ通りだから。
こうしてみると、もう趣味と呼んでいいんじゃないか?ぐらいは作っているよな。もう、趣味って言っていいですかね。
そんなこんなで、お菓子作り道具を買い足すせいで、余計にオーブンレンジの元を取ることから遠ざかりつつあるが、いつか元を取れるように今後も、気まぐれお菓子作りを続けたいと思っています。
来年まで続いていてくれ。。。
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