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ワンオペフルタイムの流儀:住民税の元を取る

皆さんは、自分が一年にどれだけの税金を納めているかをご存知でしょうか?

かく言う私も、実はよく分かっていない。

でも、結構な額を無自覚なままに納めていることくらいは分かる。社会人を始めて少しした頃から、時々憤慨していた記憶もある。

ワンオペフルタイムとなった今こそが、住民税の元を取る好機だ。この、税金の元を取る感覚。もしかすると、人間ドックに次ぐプライオリティの高さかもしれない。

自分の実践内容はこうだ。

区報は情報の宝庫。見逃さない。

区報が来たら、赤ペン持って片っ端から参加できそうなイベントなどをチェックする。

都内だからというのもあるのかもしれないが、かなり充実したサービスを、驚くべき低価格で提供している。

我が家の場合、チャレンジ精神旺盛な上の子は、農作業、水泳、ドッチボール、フットサル、かけっこ。。様々な短期教室に参加済みだ。ダンスイベントもあった。習い事の無料体験みたいな感覚で参加している。

残念なのが、幼児教室の多くが、平日昼の仕事の融通が一番効きにくい時間帯に設定されている点だ。夕方前ならなんとかやりくりできても、真昼間は難しい。でも、まもなく4歳になる下の子も、これからは開催時間的に参加できそうなものがグッと増えるので、さっそく申し込みをしている。

家庭内の問題こそ区役所の出番。まずは検索。

皆さんは、家庭内の問題は家庭内で解決しなければならないと思っていないだろうか?

私もずっとそう思っていた。

区役所は、学校や保育園などの施設を作り、コンテンツを充実させる役割を担っていることまではイメージが沸くものの、そこを利用する個々人が抱える問題に関与することは、少なくとも区役所のコアな業務ではないと思っていた。

でも、私が理解する限り、むしろ区役所は、区民の悩み相談を、結構大きな業務の柱に位置付けている。

実際に、調べてみると、悩みの種別ごとに専門家の相談窓口を設けている。私の住む区の場合は、それらは全て無料だ。

弁護士の法律相談、税理士の税金相談は代表例だと思う。

私自身がよく利用させてもらっている子供の関係の相談窓口は、とにかく何でも聞いてくれる。窓口では、保育士などの資格を持った人が対応してくれる。こういう仕事をする人たちは、とにかく親身だ。9割方、窓口の女性と話すだけで解決する。でも、相談内容次第で、子供専門の臨床心理士、子供の権利専門の弁護士、発達障害専門の臨床心理士などに繋いでくれることもある。

週末は近所の子育て関連の施設、催しを利用し倒す。

子供には、与えられた環境で楽しみを見つけられる能力が備わっている。

とはいえ、週末に予定を入れれば、やはり楽しみがぐんと増える感じがする。

でも、民間の施設は何かとお金がかかる。

ということで、私は近所で公益団体や町内会がやっている催しを見逃さないようにしている。

子供を育てるようになるまで、その存在を完全スルーしていたが、街中には、至る所に掲示板があって、近所の催しが貼り出される。そういう催しに参加すると、その場でまた次の催しの情報が得られる。そんなサイクルができると、週末がかなり充実する。

最近だと、夏のお神輿、近所の公園での花火、焼き芋の会など。人気絵本の芝居は結構本格的で、しばらくの間、子供が真似をして芝居を再現していた。

子供は、同じ世代の子どもたちが大勢集まってわいわいできる場所に身を置く行為そのものが好きだ。そこに、高校生くらいのちょっと大きめのお兄さんお姉さんが遊び相手としていてくれたら、もう、身震いするレベルまでテンションが上がる。

ということで、近所の子ども食堂も絶対に見逃せない。万難を排して参加している。

何だったら隣の区にもパラサイトしている。区民でなくても参加できるイベントは多い。

イベントがない日は区民プールだ。行くたびに「今日は子ども無料デーです」と告げられる。今度、「子どもが有料になるのは一体いつなのでしょうか」と聞いてみようと思っている。

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どうだろう。このノリで、あと数年続ければ、独身時代に納め続けた税金の額が相殺されるのではないだろうか。

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