青春のさなかで学んだ、スキマ時間の使い方
皆さん、いかがお過ごしですか?私は残念なことに今日も残業でした。16時半くらいからずっとおなかが空いていて、早く帰ってごはんを食べることを楽しみに乗り切りました。
おなかがぺこぺこな私は、会社の門から家の玄関までずっと速足です!寒さを感じることなくどんどん歩きます。そして家につくとサッと服を脱いで、ジャーっとシャワーを浴びて、服を着たらスマホをキッチンに立てかけて、TVerをスタート。好きな番組を見ながらごはんを用意する時間が幸せです。食べ始めてからはもっともっと幸せです。今日のお供はドラマ「日本沈没」。最終回、見終わった後の余韻が大きい…
家についてからごはんを食べ始めるまで、たった20分。手際がよいなぁ、時間をうまく使えているなぁ、と我ながら感心しています。
中学3年生の私は優等生だった
「時間の使い方がうまい」といえば。
中学3年生のときに塾の先生が教えてくれたことがとても印象的で、今でもたまに思い出しています。
中学時代、私は吹奏楽部でした。
朝練や合奏にいつも全力で、部長として恥ずかしくないように個人練習をたくさんして、「ぜったいに金賞を取る!」と毎日がんばっていました。まさに青春でした。
勉強も全くさぼらなかった。志望校にぜったい行きたかったから。
文化祭で見た大人数の吹奏楽部が本当にかっこよくて、そこで演奏する自分を想像してわくわくして。
エネルギッシュな私は朝駅まで走りながら化学記号を暗記して、社会の授業中にその日習った歴史の人物を完璧に覚え、塾の授業がはじまるまでの15分で英単語を10個覚え、帰ったら問題集で記憶を定着。スキマ時間をうまく使って勉強を進め、クラスで3位という好成績をおさめていました。
吹奏楽部の受験必勝法
中3のウブな私がスキマ時間を無駄なくうまく使えるようになったのは、塾の先生のおかげです。
中学3年生の5月。いつものように塾の自習室にいくと、塾で同じクラスの男の子がいました。私は不思議に思います。いつもは私のほうが先に来るのに。なんでこんなに早く来てるの?その男子は答えます。「だってオレ、部活引退したし。」
はっとしました。運動部はたいてい春に引退して、そのあとは放課後の時間をすべて勉強にあてることができるのです。
一方吹奏楽部の私が引退するのは、秋の文化祭のあと。あと5か月もあります。でも絶対に部活をやめるなんて考えられない。どうやったら部活を続けながら、運動部のみんなに負けないくらい良い成績を取れるんだろう。そんな塾の先生は私に言いました。
5分という時間があるとき、時間に余裕がある人は休憩する。
5分という時間があるとき、忙しい人は勉強する。
この言葉が、スキマ時間活用の大切さを私に教えてくれました。そこから私は、歩きながらその日習ったことを頭の中で復習したり、コンビニに行く10分間を省くためにママに水筒を用意してもらったり。限られた時間で努力するようになりました。
会社員になってからの私
この経験は、今でも活きています。
外回り営業だった頃は、スマホにソフトをダウンロードしてほとんどの仕事を移動時間に終わらせたり。社内にいるときは、会議がはじまるまでの6分間でメールをさっと書いて送信したり。会議と会議のあいだが1時間しかないときは、自席まで戻らずに会議室ちかくの椅子で仕事をしたり。
学生時代の経験が活きている、というと、「努力しつづける」「勝つまでこだわる」「地道な練習を重ねる」人が多いと思います。でも私は、時間の使い方を学びました。
あの時の塾の先生、元気にしてるかな。
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