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TikTokよりもNetflixよりも、本がオモロくて衝撃

 大学1年から3年までの間に、単位を取る目的以外で読書をした記憶がない。1年の夏休み前に本を1冊買ったけど、YouTubeとネトフリを見てたら夏休みが終わっていて、インテリアと化した。

 TikTokも一時期入れてたけど、思考停止で無限に見れちゃって、なんか危うい気がして消した。
 ほんとは数日後にまたTikTokを見たくなって、入れては消してを何回か繰り返した。しかし!つい先日スマホの容量が足りなくなって、幸か不幸か、TikTokに永遠の別れを告げることとなった。


 怠惰でどうしようもない大学生の典型をやってのけていたわけだけど、最近YouTubeの好みが変わって。というのも、又吉の渦チャンネルを彼氏におすすめされて、けっこうハマりました。
 するとまあ、なんということか。又吉すげ〜と思うと同時に、自分の発想力と語彙力のなさに絶望。落胆。
 これはTikTokの副作用か?


 あまりにも寝ぼけた自分の脳みそがもう心配でならなくなって、いよいよ本を読みました。


 作家さんもあんまり分からないし、語彙力は欲しいけど本読むの疲れそうだし。本を選ぶ基準もわからないので、大好きなあいみょんの愛読書、恩田陸さんの「木漏れ日に泳ぐ魚たち」を買ってみた。
 まーーーこれが本当面白くて読む手が止まらなかったんですけど、その内容はまた今度。

 それで気づいちゃったんだよ、本ってすんごくイイ。


 驚きだったのが、映画よりも本の方が没頭できたこと!

 選んだ映画がことごとくつまらなかったのもあるけど、これまた思考停止TikTokの副作用で、ネトフリ見ててもボーッとしたり、考え事してることが多かったのに、本を読んでる間は完全に本の世界に入ってた。

 映画なら数十秒ボーッとしてても話が繋がるけど、本では2行読み飛ばせば話の繋がりが分からなくなる。
 一言一句を舐めるように読んで、時々戻って、そうしてる間に、どんどん本の世界に引き込まれる。


 音や色や動きはなくて、言葉だけで情景が、人物の言動が描かれる本だからこそ、私の想像力が求められる。
 私の頭の中で、風が吹いて、あの子がうなだれている。

 映画では、どんどん進んでいく物語の外側で、私はそれをずっと見てる。たまにボーッとして、置いていかれる。
 だけど本は、本と本を読む私があって初めて、物語が動く。私を巻き込んで、物語が進む。気づくと物語の中にいる。


 語彙力とか発想力が身についたかどうかは分かんないけど、なんかもうどうでも良いんだ、まだ。
 本でしか揺さぶれない感情と、味わえない臨場感があるんだなあ。

 いったん、シンプルに娯楽として、エンタメとして、本を選んでみよ〜
 本の沼にズブズブズブ

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