日々のさえずり
いよいよ、寒くなってきた。
暖房をつけずに夜を過ごしているとスマートフォンを持つ指先がおそろしく冷える。お風呂に入るため着衣を剥ぐのに、随分と決意がいる。
朝、外に出ると冬のにおいがする。湿度をたっぷり含んだ北陸らしい冬のにおいが、慌ただしい朝の時間ほんのひと時過去に引き戻してくれる。
そして珈琲を淹れるとたくさんの湯気がやってくるようになった。いよいよ、冬。
そういえば、彼は今年の1月中頃から「今年の年末年始はどう過ごそうか」と言っていた。ふざけてではなくて、本気の顔で、次の年末年始を心から楽しみにしていた。わたしはそれを聞く度に「鬼が笑うよ」と答えていたのだけど、ついに「今年の年末年始はどう過ごそうか」が現実味を帯びてきてしまう。
11月はずっと「連続性」について考えていた。ちょっと大げさだけど、本当にずっと。あれこれ考えるうちに「すべては連続性を必ず伴う」「連続性は俯瞰の視点」「アイデンティティ(自己連続性)」に行きつきはしたのだけど、風呂敷を広げすぎたことを早々に後悔して畳んだ。けど、自分なりの答えは出たので十分。
はじめて黒酢でカニ玉をつくってみたら、びっくりするほどおいしかった。カニ玉がすきなだけかもしれないけど。毎晩カニ玉でも大丈夫なくらい好きな食べ物のひとつ。
あと、ひさしぶりにネギを育てている。かわいい。
11月は立山へ行き京都へ行き、あれこれと欲張った印象なので、12月は粛々と過ごしたい。なるべくnoteも書きたいと思っていて、GRⅢxの一周年と、2023年の振り返りはしたい。自分に圧をかける気持ちでここに書いておこう。
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