命の危機に気付かない人々
今回のトークテーマは
「命の危機に気付かない人々」でございます!
この動画の文字おこしです。
『映像より文章の方が好きじゃい!!』って方は、
こちらをお楽しみください!
・心臓発作に気付かなかった女性
では早速1つ目。
こんなことあるっ!??と思うんですが、
アメリカで最近あった話なんですね
アメリカ・ミシガン州に暮らすダイアン・フェンストラさんは
2021年4月22日にたった数メートル歩いただけで
心拍数が169bpm(通常60~90bpm)まで急上昇し、
Apple Watchから通知を受け取るという事態に遭遇します。
これはおかしいと思ったフェンストラさんは、
すぐに病院にいき、心電図を使った検査をおこなったところ、
心臓発作をおこしている状態だったと診断されました。
フェンストラさん曰く
「男性と女性の心臓発作の症状は少し異なります。
私の場合、左手に痛みがあり、左足が少し腫れていて、消化不良もありましたが、
これは年を重ねるごとに起きる酸欠のせいだと考えていました。
一番大きかったのは肩の痛みで、掃除機をかけて筋肉がおかしくなったのかと思いました」と、当時の症状を振り返っています。
身体に異常でまくっているんやから、
もっと前に病院いきぃやとは思いますが、
まさか心臓発作とは思わなかったんでしょうね。
Apple Watchもそうですが、メディカルデバイスが進化しているので、
自分の祖父母にプレゼントするか、
なにか異常があったらすぐ病院へ行くというのを徹底した方が良いですね。
自分の話になっちゃいますが、
去年Apple Watchを購入したんですが、
あれ意外と使う事少なくて家の卓上時計みたいな使い方してました。。。
今後は腕につけます。
・治療を拒み続ける男性
では2つ目。
2000年頭に日本で起きた事例です。
午前2時20分頃
ある男性が交通事故に遭い病院に搬送されました。
医師は男性の治療を試みるのですが、
診断を拒み続けます。
10分間の問答があった末、
どうにか触診・聴診・レントゲン撮影を実施。
結果、
背中と左前の胸部から左側腹部と上腹部全体にわたる筋の圧迫に伴う痛み、ごく軽度の腹膜刺激症状、口の中の出血、左手に切創、両足の裏と左膝に擦り傷がありました。
いやもう傷だらけやん!
午前2時40分頃
医師が看護師に呼ばれたところ、
その男性が、点滴の針を自分で抜き「トイレに行かせろ」と騒いでいるとのこと。
こんなケガし倒してるのにトイレには行きたいんかい!
医師は安静にしているように忠告しましたが、男性は勝手に一人でトイレにいってしまいその後看護師に連れ戻されています。
午前3時20分頃
肝損傷の可能性があり手術が必要かの判断のため、超音波検査とCT検査の必要性を強く説明しましたが、男性は「いやだね、どうせ高い検査をするんだろ。これだから病院はいやだ」などと強く拒否しました。
午前4時ごろ
医師は改めて説得しましたが、男性は医師の胸ぐらをつかみ、しっかりした口調で「うるさいな。おれがどうなろうと大きなお世話だ」などと突き飛ばし暴行。
医師は家族に説得してもらう必要があると考え、看護師に家族を呼ぶように指示しました。
午前4時10分頃
男性は再度点滴を自分で引き抜く。
どんだけ点滴嫌やねん!
「帰るからな。邪魔すんなよ!」と看護師の制止を振り切る。
医師は、男性が殴りかかりそうな勢いだったため、
看護師に警察官を呼ぶように指示しました。
10分後に警察が到着し、そのさらに10分後に男性の妹も到着。
警察官、医師、妹で診察を受けるよう30分間説得しましたが、
男性は診療を受けることを拒否します。
説得しても応じないため医師は
「あなたが説得を拒否し、死んでもいいとまでおっしゃるなら、無理強いはできませんが、ここを去っても(中略)、食べたり、飲んだりしないで、できるだけ早く病院に行ってください」
と話し、男性が病院を退去します。
午前5時頃
交通事故の事情聴取のために男性と妹はタクシーで
警察署へ移動していました。
タクシーの中で、
男性は「内臓が破裂しそうだ、背中と胸が苦しい」と訴えます。
約20分ほど離れた警察署に到着後、自分で中に入って行き、
妹の制止も聞かず自動販売機からスポーツ飲料を買い、
一口飲むと、突然大声を上げて倒れました。
すぐ救急車が呼ばれたが、隊員が到着した時点で心停止であったとのことです。
午前5時47分ごろ
男性が再び病院に到着し、直ちに心臓蘇生の処置が取られましたが、
心機能は回復せず。
午前6時25分
死亡宣告がされました。
ツッコミどころは多々あるものの、
実はこの男性が、すごい頑固だったからという理由で
拒み続けているわけではない可能性があります。
事故直後は一種の興奮状態になっていて痛みを感じにくくなっている場合があり、1日経ってから痛みを感じ始めるなどもあります。
そのため、外傷がなく自分では大丈夫と思っていても、
内臓にダメージがあることもありますので、
素直に医師のいうことは聞いておきましょう。
・骨折しても気付かない発達障害
次が最後です。
今回の話は少し毛色が違うかもしれませんが、
一番命の危機性が高い事例のためお話させていただきます。
発達障害というと対人関係の障害だと認識している方も
いるのではないでしょうか。
発達障害とは、生まれつきの脳機能の発達の偏りによる障害を言います。
そのため、今回の事例は、感覚を処理する脳機能に障害があり、
自分の体に危険な事態が起こっていても気付かない
「感覚鈍麻~かんかくどんま~」という障害です。
アメリカの研究チームが行った発達障害の方とそうでない方に、
およそ50度の熱を足に加えて、脳の反応をみる実験を行いました。
赤く示されているのが熱を感じて脳が反応している部分です。
熱を加えるとどちらも反応しますが、
発達障害の方の方が反応している範囲が狭いことがわかります。
さらに、熱を加え続けて10秒後。
発達障害の方の脳だけ反応が消えてしまいました。
熱への反応が消え、感じなくなっているということです。
反応が薄いのではなく、消えてしまうというのが、
非常に恐ろしいポイントで、
骨折や切り傷などの外傷はもちろん、
内臓のダメージにも気付かないようです。
またケガだけではなく、暑い・寒いなどにも気付けないため、
もし少しでも自分の感覚に違和感がある場合は、
すぐに病院にいくことをおすすめします。
まとめ
はい!というわけで、いかがでしたでしょうか。
今回、命の危機に気付かない人々についてご紹介しました。
・大丈夫だろうと思っていた方
・興奮状態で正確に判断出来ない状態の方
・発達障害でそもそも気付けない方
など様々な要因で、自分の生命の危機に気付けない方がいることが
わかったのではないでしょうか。
どの事例でも言えることですが、
少しでも違和感がある場合は、
医者や周りの家族友人でも良いので、
相談してみることをおすすめいたします。
かくゆう私も、
なんか奥歯痛いなーと思いながらも放置していたら
1年後、その奥歯が消滅していました。
代わりにその場所に親知らず生えてきたんでラッキー!と
思うとりますけどね。
私の話はさておき、今回のお話は特殊な事例に見えますが、
コロナが流行っている昨今、
少しの油断が取り返しのつかない事態を招くということも
ありますので、もう一度気を引き締めていきましょう。
はい!というわけで今回は以上です。
皆さんのコメントお待ちしております。