史上最大の誕生日プレゼント
7/4はアメリカ独立記念日。
そして、私の誕生日でもあります。
1976年生まれの私がアメリカで生まれてたら、
独立200周年ベイビーとして
もてはやされたのかなと思ったこともあったり。
そんな私に、忘れられない誕生日がありました。
2015年の誕生日のことです。
その日私は、北海道小樽にいました。
大ファンである矢井田瞳(ヤイコ)の
ライブに来ていました。
2015年のライブツアーは、
当時住んでいた、静岡、近くの山梨をはじめ、
関東近郊の設定もほぼありませんでした。
1ツアー必ず一回は参加したい私にとって、
それなら、どこに遠征行くか?となるのですが、
全日程をみて一瞬で決まりました。
誕生日で大好きな北海道しかないと。
今回のライブツアーは、弾き語りということで、
ヤイコ一人でツアーを回っていました。
そのため、セットリストにアレンジが効いたので
大体1週間くらい前になると、
SNSで歌ってほしい曲を募集してくれていました。
私は、3曲ほどの曲名を送りました。
ギターの弾き語りに合いそうな、
好きだけど、なかなかライブでやってくれない
マニアックな曲を3つ選んで。
その中で、「よれたハートにアイロンを」という曲を
一番上に書きました。今でもマイベストの曲です。
2012年発売のアルバム「Panodrama」に収録された、
ファンでも聞き飛ばしそうな曲。
ただ、私にとっては仕事で、プライベートで
壁にぶつかった時、何度となく励まされた曲です。
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私はヤイコの良さを「歌唱力」と「歌詞」に感じてます。
彼女のライブでの歌声はほぼ音が外れない。
その上、圧倒的な声量で観客を引き込んでくる。
歌詞は特に「モノクロレター」「初恋」「ハネユメ」に
代表されるバラード系の曲の繊細な言葉選びが
とても好きです。
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ライブ中3曲ほど歌い終わった後、MCにはいりました。
一盛り上がりした後、次の曲の紹介の前振りが始まります…
「…つらいとき、壁にぶつかった時あると思います…」
と聞こえ、もしかして、と期待が高まった時、
イントロが始まった。
私は、すぐ「アイロンだ」、とつぶやき、
同時に目頭が熱くなりました。
タオルで目を抑えながら目をつぶって
この「よれたハートにアイロンを」をひたすら堪能しました。
苦しかった時期を思い出し、この曲とともに
乗り越えてきたことを噛みしめていました。
後日、その他の会場のセットリストを確認したら
小樽以前には「よれたハートにアイロンを」を歌っておらず、
小樽を境にその後の会場でもずっと歌い続けていた。
私のリクエストが届いたんだ、と実感しました。
誕生日に大好きなアーティストに大切な曲を
歌ってもらえたことに、
感謝とさらなる感動を覚え、
忘れられない一生の誕生日プレゼントだと
ずっと胸に刻むこととなるでしょう。
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