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#2-2 マルチクリエイターDeikoさんのクリエイティブ術
sloth with creators(SWC)のメンバーであり、コミュニティ内外でマルチにクリエイティブ活動するDeikoさんにインタビューを行いました!
前後編の2回に分けて掲載します。今回は後編です。
前編はこちら
sloth with creators(SWC)をまだご存知ない方はこちらの記事を読んでみてください!
実験的アプローチ
もっちゃん:
Deikoさんは、デザインやアートの他にも画像生成AIを使って、誰でもslothの画像生成できるサービスを作ったり、カードバトルゲームも制作してますね。
Deikoさん:
画像生成AIは、3Dモデルの活用法の一つとして実験的に制作しました。
3Dモデルは前後の画像、左右の画像、上下の画、など学習用の画像素材を作れるので試してみたらできました。
イラストなどが苦手な方でもslothのクリエイティブを楽しんでいただけるように一般公開しています。
https://tensor.art/models/780590867296552161
カードバトルゲームは、実はslothの3Dアニメに登場する”ブルー”が遊んでいるゲームを実際に遊べるようにしようと開発しているものです。
(注釈)
ブルーとは、Deikoさんが制作しているslothの3Dアニメに登場し、サイダーが好きで趣味はフィギュア。
アニメの台本はこちら
当初はテレビを見ているというだけの設定だったのですが、ゲームをプレイする方がブルーの性格には合っているなと思い変更しました。
ブルーが好きなソーダを飲みながらできるゲームは何かと考えてカードゲームに辿り着きました。
この世界に一人だったら作らない
もっちゃん:
Deikoさんを見ていると本当に楽しそうにクリエティブ活動をしているなーと思います!
一方で、作品を仕上げるまでに苦労したことはありますか?
Deikoさん:
最近はリアルのslothグッズも制作するので、デジタルとアナログの違いには苦労します。
例えば、デジタルでは主にRGBという色表現をしますが、アナログではCMYKという色表現が多いです。
RGBデータでCMYK印刷をすると色がくすんで印刷されるので、RGB印刷ができるメーカーに発注する、初めからCMYKで画像データを作るなどの対策が必要です。
また、素材なども届いてみないと詳しくわからないので、サンプルをたくさん制作しています。
slothフェイスクリアステッカーもいくつか別のメーカーでサンプルを制作して、一番良かったものにしました。
ステッカーとしては高いと思うんですが
安いものと比べて厚みがある
コーティングされていて、プリントが剥がれづらい
ところがポイントで選びました。
もっちゃん:
作品が完成するまでのモチベーションって、どのように維持していますか?
Deikoさん:
小規模の作品であれば完成するまで、作業を止めないことです。
一度作業を止めるとエンジンをかけ直す必要があるので、一気に駆け抜けてしまった方が楽です。
大規模の作品の場合は、進捗をSNSにアップすることで積極的にリアクションをいただくようにすることです。
この世界に一人だったとしたら作品を作っていないと思うんです。
誰かが作品を待っていてくれていることを確認すると、制作のモチベーションが保てる気がします。
クリエイティブを始めたい人へ
もっちゃん:
Deikoさんみたいにクリエイティブ活動をしたいのですが、勉強法や練習法を教えてください!
Deikoさん:
何を制作するにしてもまずはトレースですね。
好きな作品を完全に真似してください。
オリジナリティは後からなんでも足せるので大丈夫です。
もっちゃん:
(前回Kaoriさんも同じこと言ってた!)
Deikoさん:
例えば、pop art slothという作品を作りましたが、今のところオリジナリティはslothの部分だけです。
アンディ・ウォーホルをオマージュしたポップアートすろーす🎨#slothファンアート #すろーす pic.twitter.com/LpwfXWXbTs
— Deiko|SWC (@deiko_nft) September 4, 2024
ですが、後から色味を工夫したり、印刷する対象物を変えたり、オリジナリティは後から足すことができます。
もっちゃん:
好きな作品を完コピした後、どんなタイミングでオリジナリティを出していくんですか?
完コピができたら、次に0から作るときにどこを変えたら面白いかを考えています!
たぶん音楽的な考え方で、コピー→カバー→オリジナルに変遷していくイメージです!
もっちゃん:
音楽活動がルーツだからですかね。
作品のネタ集めとか、どうしていますか?
特にないです!
以前はスマホにメモを取ったりしていたんですが、結局見返さないのでやめました。
もっちゃん:
(たしかに、私も見返さない…)
特にAIによって流れが加速しているので、アイデアを寝かせておくと使えるものはほとんど残らないんです。
何か思いついた時はすぐに何かしらの形でアウトプットするようにしています。
slothの3Dアニメは寝かせていますが、実はDeikoが制作しているもののほとんどはアニメに登場予定なので並行して進んでいたりします。
今後の展望
もっちゃん:
今後やってみたいことがあれば教えてください!
slothのNFTを絡めたものを作りたいと思っています。
カードバトルゲームにメタマスクを連携して、特定のNFTを持っている人だけ使えるデッキとかあったら面白いなと思っています。
NFTはオープンなものなので、着せかえだけに使っているのはもったいないなと思っています。
ただ今のところ作り方は分かりません!
もっちゃん:
近いうちに始まるプロジェクトはありますか?
直近ではslothグッズAIアート写真集が発売予定です。
AI画像生成から厳選した100枚のslothグッズの写真集になります。
BoothのDeikoラボで購入できるようになると思うので、ぜひフォローしてお待ちください!
まとめ
今回のインタビューを通じて見えてきたのは、
Deikoさんがあらゆるジャンルを横断している“マルチクリエイター”であるということです。
音楽(BGM制作)から3DCG、さらにはAI画像生成やNFT活用まで、多彩な技術やツールを柔軟に取り込む姿勢が非常に印象的でした。
これからのDeikoさんのクリエイティブに注目です!
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終わり
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