キャンバスのような自由度「つくしペンケース」
文具好きなら、ご存知であろう「つくしペンケース」。東京にある小さな文具店、「つくし文具店」で2007年から発売されているロングセラー商品である。
私がつくしペンケースを見たのは、Instagramで、そのシンプルな佇まいに一目惚れした。リネン100%の帆布を使っているというのもそそられた。私はリネンアイテムに目がないのだ。
しかし、入荷すればすぐ売り切れる人気商品で、私は公式やら楽天やらを夜な夜な徘徊した。なかなかタイミングが合わず買い逃してしまう。つくしペンケースを知ったのが2016年頃、手に入ったのは2018年の夏だった。
本体にファスナーがぐるりと付いており、どこからでも開け、パタンと180度開く構造になっている。
内側の上には太めの帯があるので、ここにペンを引っ掛けられる。たくさんの文具を収納するというよりは、手持ちの文具を見やすく収納するのに向いている。Instagramでカラーペン専用にしている人の写真を見たが、クリップのカラーが並んでいるさまがきれいだった。
帯の活用方法として文具好きの間でメジャーな使用例は、ロディア No.11を引っ掛けて利用することだ。
内側の下がポケットになっていて、このサイズ感が絶妙なのだ。パスポードサイズのものが入るので、測量野帳を入れる方もいる。
私は、キャノンのスマホ専用ミニフォトプリンターiNSPiC PV-123を入れている。コロナ禍以前は、このつくしペンケースと手帳を持って、スタバで手帳タイムを取っていた。
ちなみにiNSPiCの出力音は以外と大きいので、にぎやかなカフェで一枚プリントするのが限度かなと思う。
見ての通り、私は白系文具フェチなので、つくしペンケースのクリーンな見た目が気に入った。シンプルなデザインなので、刺しゅうやブローチでアレンジしている方もいる。キャンバスのような自由度の高い「つくしペンケース」。今なら比較的手に入りやすくなっているので、気になる方はチェックしてみてはいかがだろうか。
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