ペンカットの功績は左利きにカラバリを与えたことだと思う
ペンカットをご存じだろうか
スリムで持ち運びに便利なペン型ハサミ。今でこそ各メーカーで発売されているが、その先駆けがレイメイ藤井の「ペンカット」である。
他のメーカーがバネの力で切る「バネ式」を採用しているなか、ペンカットは「ハンドルループ式」を採用しているのが大きな特徴。サイズはバネ式より若干かさばるけど、ハンドルループ式はグリップが効くので、細かい作業に向いている。
左利きの私的に嬉しい機能は「左右両利き用」であることだ。このnoteでは細かい説明は割愛させてもらうが、左利き用のハサミは右利き用のハサミと刃の合わせ方が逆である。ペンカットの刃の部分は両刃仕上げになっており、ハンドルループを切り替えることで、左右両利き用を叶えるのだ。
旧製品はセパレーターという部品をつけかえて、右利き用から左利き用に切り替えていたのだけど、新製品はレバー操作で切り替えられる。これなら利き手の違う家族でも共有できるではないか。
左利き用に変えてみる
2021年10月に発売された「New ペンカット SH721」を左利き用に変えてみる。ちなみにパッケージには※ご購入時には右利き用と書いてある。ハンドルを裏返して左右切り替えレバーを操作してみよう。
左右切り替えレバーをLの方向に倒す。(右に戻すときはRの方向に倒す。)
スライダーを最後まで下げる。
実際はレバーを倒しつつ、スライダーを下げるとスムーズ。
ハンドルループが出てきた。
次回使うときは、スライダー操作のみでOK。
左右切り替えたいときは、レバーも操作する。
左利き用バサミにカラバリを与えたのが一番のサプライズだと思う
ここまで、機能のことを説明してきたが、個人的に一番うれしいポイントは、「カラーバリエーションが選べる」こと。左利きの方なら分かると思うのだが、左利き用〇〇って、たいてい1色しかないので色の選択肢がないのだ。ブルーやピンクのハサミが欲しいのに、左利き用はオレンジ1択だったりする。
確かに、需要の少ない商品にカラーバリエーションをもたせてもコストがかかる。だから、当たり前の様に色を選ぶ楽しみをあきらめていたのだ。だけど、ペンカットは左右両利き用だから色が選べる。左利きに「バイオレット」の選択肢があるなんて……!私は念願の白い左利き用バサミを手に入れた。(白い文具フェチ)
左利きだって共有したいし選びたい
ペンカットは
ハサミなのだ。左利きの方も身内に左利きの方がいる方も、ぜひ手に取って確かめて欲しい。
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文具のことをゆるりと、ときに熱く語っています。
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