一陽来復の娘 9


↑の続きとなります。

祖母達を見送り、ご飯をしっかりと食べて、心身共に満たされた私は、(⁠*⁠´⁠ω⁠`⁠*⁠)✨

身体も心も楽になり、明るい気持ちで、ご飯の片付けをしていました。

(声も楽に出る。身体も痛くない。極楽〜(^.^)✨

さっきまで隣にいた✨キラキラお兄さん✨は、私がご飯を美味しく頂いている間に、いつの間にかいなくなっていましたが、

(まあ、用事が済んだってことかな?…でも、どこかで「会った」事がある気がするんだよなぁ…?(´ε`;)

つらつらと思いながら、手を動かしていると、

すうっ、と、目の前に、

祖母が、往年の着物姿で、すっかり落ち着いた様子であらわれました。

「うわ!Σ(゚Д゚)

一瞬驚いたものの、一度上がった方が、こうやって改めてご挨拶に見える事は時折ありますので、

(あ、改めて挨拶に来たのかな?…(;´Д`)

と思っていると、にこにこと明るい顔で、

"自慢の孫だ…"

と、そう私に言ってきました。


私などにそんな事を言う人じゃないので、言われたこっちがちょっと落ち着かない感じでしたが(^.^;

「ありがとう。落ち着いたんだね、良かった。上がって幸せにね…(⁠*⁠´⁠ω⁠`⁠*⁠)✨

と言って、また手を動かそうとすると、更に、

"自慢の孫だ…自慢の孫だ…自慢の孫だ…"

と、言い募ってきます。

「…も、もう、大丈夫だよ。わかったから…(;´∀`)

"…自慢の…"

(何これ…(;´Д`)

私は、正直、何故祖母がこんなにしつこく言うのかが一瞬掴めませんでしたが、

(…もしかして、祖母自身が、曾祖父母にそう言ってもらいたかったから、なのかな?

これが、祖母なりの、せめてもの精一杯の気持ち?とかなのかなぁ…(´;ω;`)

と、しんみり思い、また涙ぐみました。

(切ないなぁ…こんな事、一回言ってくれれば充分伝わるよ。おばあちゃん。ありがとうね。)

そう思うと、

身体が、ほんのりとした、優しい温かさで、ふわっと「包まれ」ました。

(あれっ…(・.・;)

「それ」は、例えて言うなら、

母なる人からの、「母性」… 
愛おしみの心、と「感じ」ました。

まるで、生まれたばかりの赤ちゃんに、
お母さんが手をかけるように、

とても温かで、包み込むような、

優しい、優しい、

存在そのものを、愛おしみ、大切に思う心。

あなたが生まれて来てくれて、嬉しい。
本当に、ありがとう。会えて、嬉しい。

というような思い。

そして、そのような宝物のように大切な存在に、

完全に安全で、安心出来るような、寛ぎを与えようと思う、愛情深い、温かな心。


「それ」で祖母が私を「包んで」くれていて、

そして、その間も、

" 自慢の孫だからね… "

という風に、優しく、私に話しかけてくれていました。

(…これが、祖母の全力?なのかな?

すごいなぁ…本当はこんなあったかい所のある人だったんだ…✨←すごい失礼(^.^;)

あったかいなぁ…(⁠*⁠´⁠ω⁠`⁠*⁠)✨


私は、こういう形で、亡くなった人からも、「母の愛」(厳密には違いますが)を味わう事も、私達生きている者には出来るんだなぁ、と、

思わぬギフトに、改めて、嬉しく驚きました (⁠*⁠´⁠ω⁠`⁠*⁠)✨

そして、「それ」は、数日間、続きました。

その間、私は、祖母のあたたかな気持ちに包まれ、ふわふわした、幸せな気持ちでいられました。

(何だか本当に不思議な感じだなぁ…(⁠*⁠´⁠ω⁠`⁠*⁠)✨

…でも…)


あまり長くこれを続ける訳にも行かないよなぁ、ともどこかで私は思っていました。

祖母はもう亡くなっていて、行くべき所があるのです。

行って、すべきことがあるのです。


「…あのね、おばあちゃん。もう、大丈夫だよ。」

私は、思いきって祖母に話しかけました。

続きますm(_ _)m💦 ↓


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