幸せすやすやタイムに LEDっぽい人達に乱入されたお話し その1
以前も似たようなタイトルで記事を書かせて頂いた事があるのですが、私は寺社の家系で、体質的に、時々肉体のない方達から寝こみを襲われます(^-^;
もちろん普段はあまり気にしないようにしているのですが、何とも言えない気分に襲われた時(寝不足の時など)は、
多分、似たような体質の方は、皆さま同じような体験をされているんだ、と自分に言い聞かせています…( ;∀;)
今日のお話しは、そんな体質の私の、昔のお話しです。
その日は、残業もなく、私は会社からまっすぐ帰宅しました。
「ただいまー(・ω・)
玄関のドアを開けると、
「にゃーん!」
高らかに鳴き声を響かせ、私の部屋がある2階から、うちのにゃんこが、かわいい顔を半分ひょこっと階段の上からのぞかせていました。
「今行くよー✨(о´∀`о)三
私は手洗いもそこそこに2階に上がると、なでろとばかりに三毛な背中を差し出してくるにゃんこを、ここぞとばかりにナデナデしまくりました。
「ただいま。さみしかったの?」
「うにゃん?にゃんにゃん!ごろごろ。」
(か、かわいいなぁ~(*´ω`*)✨
実は、この子は元保護猫(迷い猫で体調不良で弱っていました)で、家の中での生活に慣れてくれるまでちょっと時間がかかり、
初めの数日は、ストライプの刻まれた我が手を見て、若干切なくなったりもしたのですが( ̄▽ ̄;)
しばらく経つと、帰宅するとお出迎えしてくれたり、かわいいしっぽを揺らしながら、いろいろ話しかけて来てくれるようになったのでした。(いわゆるおしゃべり猫というやつです)
ひとしきりナデナデすると満足した様子で毛繕いを始めたので、
「にゃんちゃん、お風呂行ってくるね。ゆっくりしててね。」
「にゃあん。」
と、お返事をもらい、私はお風呂に入りに行き、また、部屋に戻りました。
「ただいま。」
すると、にゃんこは私の掛け布団を丸く形作り、そのまん中で、かわいいくりくりしたお目めをきらきら✨させながらこちらを見ていました。
(もう寝るでしょ?準備して待ってたよ?)
とかいう声が聞こえてきそうな眼差し。
(ううう…かわいい…!( ;∀;)✨
…でも、落ち着いてくれて、ほんとに良かったなぁ (*´ω`*)✨
その時期、我が家には、家族から「姫」扱いされている先住猫(この子はへその緒がついたまま捨てられていました)がいた事などもあり、
当初、家の中の生活にすぐ馴染めず、やや荒ぶるこの子を、お嬢様育ちの母があまり気にいらず、
「山に捨ててきて?」 (← むっちゃナチュラル( ;∀;)
「しっぽの形が気に入らない。気持ち悪い。」(この子は鍵しっぽでした。)
「そもそも三毛猫は嫌いよ。」 …( ̄▽ ̄;)
等々、結構恐ろしい発言で、都度、私を震え上がらせてくれていたので(^-^; (最終的には無事仲良しになってくれましたが)
体調が整い、家の中の生活に慣れて来るに従い、少しずつ家に馴染んでくれる様になり、私は本当に安心したのでした。
かわいい様子にたまらず、またひとしきりナデナデし、さて寝ようか、と、私が布団に入ると、同時に、この子は一緒に入って来て、
私の横腹の辺りでくるんと丸くなり、程なく、スピー…スピー…ごろごろ…と小さく鼻と喉を鳴らしながら、真っ白でふわふわのお腹を上下させはじめました。
(もう、仕事の疲れなんて吹っ飛ぶ。幸せ! ( 〃▽〃)✨
にゃんこの温かさと、呼吸の程よいリズムが心地よく、私は、そのまま幸せ気分で、深い眠りに落ちました。
ん…?
まぶしい…
まぶたに映る、やけに明るい光を感じて、私は少しずつ目を覚ましました。
(お月様の光かな?満月だったっけ…?)
と、目を開けようとしたのですが、何故か、目が開けられません。
(なんで?)
不思議に思いながらも、まあいいや、と、私はそのまま再び寝ようとしました。
(…あれ?)
ですが、目を強く瞑っても、眩しさはあまり変わらず、なかなか眠りにつけません。
それどころか。
光はどんどん明るくなって行き、
目を瞑っているのに、
自分の部屋の様子が、普段よりも遥かにクリアーに、
明らかに肉眼では見えないような、天井の柄の細かな所まで、「見え」るようになって来ました。
(こ、これ、おかしいよね?やっぱり夢かな?( ̄▽ ̄;)
私は少し焦り始めました。
ですが、そんな私の気持ちは全くお構い無しに、次第に、更に、視界がクリアーになって行き、
私の足元に、LED電球並みの明るさで、真っ白に光り輝く人が数人、
こちらを「見て」いるのが、「見え」てきました。
(な、何この人達?…( ̄▽ ̄;)?
全く心当たりのない出来事に(大体いつも心当たりがないのですが(^-^;)、
(…この人達、この間見た、クリスマスイルミネーションのくまのプ○さんに(光ってる所だけ)ちょっと似てる…( ̄□ ̄;)
と、変な感想を抱きつつ、私は無視して寝ようとしました。
が、その様にしても、その人々は微動だにせず、そのまま立ち続けています。
(はぁ、また 我慢タイムか…( ;∀;)
体験上、こういう時はもう悪い夢を見てると思ってやり過ごすしかない事を私は知っていました。
(早くあきらめて、どっか行って欲しいな。明日も仕事だし … ( ̄▽ ̄;)
と、私が内心ぼやきつつ我慢している間も、
その人達は、強力に発光しつつ、
ただ、じっと、こちらを「見て」いるのがわかりました。
(もうほんとに眩しすぎるよ…(´・ω・`; )
避けようのない眩しさに困りつつ、私は心の中で、早くいなくなってくれますようにと祈りました。
長く感じましたが、その間、実際は数分位だったと思います。
(…ん?)
私はあることに気付き始めました。
その人々から発せられている、「気」。
社寺の濃密な気とはまた違った、言葉では言い表せない、恐ろしい程に、極めて静寂、かつ精妙な「清い気」。
それは、もう、「気」とも呼び表せないかのような。
この世界のどの「存在」の在り方とも違う、違うルールの所から、来訪したかのような。
あたかも、この人の世の「外側」から来たかのような。
(…あ、あれ?( ̄▽ ̄;)
それほどまでに、「違って」感じられることに、私は気付き始めました。
その2に続きます。