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トイドローンで迫力ありの映像を作るための画角の話

HollyStone HS210Pro
RyzeTech Tello

トイドローン空撮で、障害物をすり抜けていく動画を撮影したのに、いまいち迫力がない。。。

映画「スター・ウォーズ」のクライマックスシーンのような狭い通路をギリギリで飛ぶような映像に仕上がると思ったのに...、なぜか全体がノベっとしている気がする。。。

この謎の答えは、即ち、画角の違いです。まずは、僕の撮影した動画をご覧下さい。

RyzeのTelloとHollyStoneのHS210proで撮影した二つの動画を見比べると、その差はわかりやすいですね。

Telloは、言うまでもなく、驚異的な安定性を誇る優秀なトイドローンですが、カメラの画角は広角 82度になります。

HS210Proは、超広角 118度ですので、Telloより広い画角となります。室内用であり、安定性もTelloより劣り、少し操縦にはコツが要りますが、映像は迫力あるものになるのです。

「迫力」という表現は、少し曖昧なので、もう少し詳しく説明すると、画角が広ければ、すり抜け時に両端の障害物がハッキリと映り込むので狭い場所を通過するのが、わかりやすくなるというわけです。

ドローンレースで、FPV(一人称視点)で映し出される画像は、画角が広いものが多いので、まるで自分がリアルにレースゲートをくぐり抜けていくみたいな体感があります。しかし、画角が狭ければ、この感覚は味わい辛く、ゲートの中央がわからず、左右にぶつかりやすくさえなるのです。

では、Telloなどの画角の狭い(と言っても広角ですが)カメラで、迫力を出すには、どうすれば良いでしょう?

一例にはなりますが、こんな撮り方は如何でしょうか。

冒頭のシーンでは、柵の上空を飛ぶ事で柵全体を映り込ませて、まるで区切られた通路を通過するみたいに見せています。画角が狭い分、工夫をする事で、その映像をどうやってリアルに見せるか…。知識と発想と技術次第で空撮の世界はもっと広がっていくと言えるのです。

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