『吸血鬼ドラキュラ』(ブラム・ストーカー)読書感想
皆のよく知られるモンスター、バンパイア、ドラキュラといったような感じである。
バンパイア=ドラキュラではありません。
ドラキュラっていうのは、伯爵の名前であって、バンパイアっていうのは、吸血鬼っていう意味である。
よく知られるのは、バンパイアに噛まれたら、バンパイアになるっていうこと。
いわゆる、バイオハザード的な感じだ。
ドラキュラのイメージは顔が青白く痩せていて、耳と歯が尖っていて、マント付いていて、タキシードを着ていて、不気味な豪邸に住んでいるというイメージである。
ドラキュラの場合はコウモリに変身することができる。
ドラキュラっていう話は有名なので、楽しんで読めれる。
★感想
2冊分の本があるぐらい結構分厚くて長い話だった。
目撃者である登場人物が「ドラキュラ」を目撃したことについて、日記や手紙等を集めてストーリー構成しているのが良かったと思う。
まるで実況ドキュメンタリー(いわゆるモキュメンタリー)のような物語の構成なのである。
いかにも古典のホラー小説。
ひょっとして、映画の「魔人ドラキュラ」よりも原作の方が恐怖に違いありません。
イメージするだけでもゾッとするようなおぞましかった。
どういったところがおぞましかったのかというと、特にヴァンパイアドラキュラに噛まれたルーシーがヴァンパイアになる過程のところ。
「インタビューウィズヴァンパイア」のようにヴァンパイアに血を吸ったあとにそのヴァンパイアの血で生き返って、すぐにヴァンパイアになるかと思ったけど、ドラキュラだったら、先ず重症化してからヴァンパイアになる。
ドラキュラ=吸血鬼ではない。
吸血鬼はヴァンパイアであって、ドラキュラはヴァンパイアの人名だ。
ドラキュラ伯爵は実にいたらしく、ヴラド三世をモデルとした人物なのである。
そのヴラド三世は「串刺し公」と呼ばれていて、
恐ろしい人物だった。
ドラキュラの由来は「ドラクル」と言って、竜(もしくは悪魔)の子から名をとったとされている。
やたらとヴァン・ヘルシング教授やジョン医師や異食狂人が登場するけれども、吸血鬼ドラキュラを倒すにはその人物がいないと倒すことはできないのであろう。
ヴァン・ヘルシング教授はちょっとうざいけど...。
吸血鬼に関する物語はこの「ドラキュラ」の前に吸血鬼物語はあった。
「女吸血鬼カーミラ」はブラム・ストーカーの「吸血鬼ドラキュラ」の以前の物語である。
★オススメしたいところ
ハロウィンが好きな方、もうちょっと寒気(ホラー)を出したい方、バンパイア系が好きな方、ブラム・ストーカーについて知りたい方、バンパイアについて研究したい方、バンパイアのお嫁さんになりたい方、バンパイアになりたい方にとってはオススメです。
★まとめ
ハロウィンでのドラキュラの仮装する人は多いですね。
吸血鬼で、ドラキュラだけじゃありませんよ。
実際上、バンパイアはいます。
いわゆる、人間の血を飲むと生き返ると思って、血を飲んでいるバンパイアが今もいます。
昔は、エリザベート・バートリーは女性を連れ出して、鉄の処女という拷問装置機で何人か処刑して、血風呂に浸かっていました。
要するに、バンパイア行為している不道徳的な人間こそがバンパイアって言いたいほどです。
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