みんなの日本語 第1課 活動 他己紹介
第1課は自己紹介の課ですが、日本語学校の面接のために、国で自己紹介をすでに勉強したことがある学生がほとんどではないでしょうか?
そこで、余裕がありそうなクラスなら、少しステップアップした活動をしてみてもいいと思います。
① 名前・年齢・国籍を学生同士で質問→答える
② ①のタスクをもとに他己紹介
用意するもの
学生の名前を印刷したカード(1枚に1人の名前・クラス人数分)
年齢と国をメモするスペースがあるとよい。
例:ミラー ___さい ________じん
活動
学生に一人一枚名前の紙を配る。この時、同じ国籍の学生に渡さないよう注意(同じ紹介会社出身であらかじめ名前を知っているとすぐ終了してしまうので)
立ち歩いて、いろいろな人の名前・年齢・国籍を聞く。
「失礼ですが、お名前は?」
「おいくつですか?」
「お国は どちらですか?」
自分が持っているカードと同じ名前の人に出会ったら、年齢と国をメモして着席
全員着席したら、一人指名して他己紹介させる
そばに行って
「こちらは○○さんです」
「○○歳です」
「○○人です」
紹介された人は立って、「どうぞよろしくお願いします」
紹介された人が同様に他己紹介する(以下、繰り返し)
初めの人に戻るまで・何分間・何人 など、適当なところで終わってよい
留意点
①欠席者のカードはあらかじめ除いておくこと。
②下記で1枚使用するため、枚数を合わせるために、教師の名前カードも入れておくこと。
③日本語が不十分&初めての授業で指示が通りにくいので、教師が例を見せること。
学生Aの名前が書かれたカードを1枚持って、全員に見せながらAさんではない学生数名に
「失礼ですが、お名前は?」
「おいくつですか?」
「お国は どちらですか?」
と聞いて答えさせる。
「Aさんじゃありません」
その後、Aさんに聞く。
「失礼ですが、お名前は?」
「Aです」
「Aさんです!!!(ガッツポーズ)」
「おいくつですか?」
「19さいです」
「19さい(全員に見せながら、紙に大きくメモ)」
「お国はどちらですか?」
「ベトナムです」
「ベトナム(全員に見せながら、紙に大きくメモ)」
「Aさんです、19さいです、ベトナム人です。
(紙のメモを見せて)OK、すわります(椅子に座ってみせる)」
ここまで見せたら、学生にやらせる。
学生が座ったら、他己紹介の例を見せる。
学生Aの近くに行って、紙を全員に見せながら
「こちらは Aさんです。19歳です。ベトナム人です」
(学生Aにカンペを読ませる)
「どうぞよろしくお願いします」
Aさんに紙を持たせて、他己紹介スタート
④聞き取れなかった場合のために、「もう一度お願いします」を加えてもよい
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?