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明け方の夢の中では比較的刷新感ある政権与党(なんでもない日に短歌でタイトルをつける日記9/23~29)

好きな歌集から短歌を一首紹介しつつ、毎日の日記を書いています。
週のタイトルは自分で詠んだ短歌になります。

9月23日

主役の死まで書いてある本だけを置いた本屋に行きたい今日は

『私は日本狼アレルギーかもしれないがもう分からない』田中由芽子

明け方3時45分に起きて、ミラノダービーを観戦する。目下、6連勝中ということもあり、あまり負け試合を想像してなかった。試合後の二度寝を経て、朝は金曜日から見始めた『MIU 404』を最後まで見て、そのテンションで昼過ぎから映画館に向かった。途中、まだ起きてから何も食べてなかったこともあり、コンビニに寄ってバクバク間食する。間食対策に買ったナッツとレーズンの活躍の場は明日以降に譲ることにした。

映画館に到着し、券売機で『ラストマイル』を選択して座席を選ぼうとすると、ほぼ満席で最前列しか選択肢がない!ただ、もともと『アンナチュラル』は大好きでなドラマで、『MIU 404』をイッキ見した今日のぼくは最前列だろうとおかまいなし!券売機に5000円突っ込んで、帰ってきたお釣りは英世柴三郎英世!

こうして、ミラノダービーの傷を一刻も早く癒すために先走った結果、お尻が椅子からずり落ちるような姿勢でないと画面を視界にとらえられないような(当方、男性の平均身長よりはデカいため、さすがにムリがあった。)、かなり腰に負担のかかる体勢で、2時間を過ごした。
映画鑑賞後、3日連続のジムで筋トレし、帰宅。なかなかアホな3連休最後の1日だった。とりあえず、明日から間食を我慢しようと思います。

24日

違いとは間違いじゃない窓ひとつひとつに別の青空がある

『あなたのための短歌集』木下龍也

急に秋が到来した。日中はまだ暑いが、朝晩は肌寒い。夏のうちにピックアップしようと思っていた短歌を、本格的に秋が訪れる前に慌てて選ぶ。

同じ空でも窓越しに見るひとつひとつに、個性を見出そうとする面白い短歌。空だって少しずつ違うところがあるから、美しいんだ。

能力に違いはあれど、みんなそう大きくは変わらない人間である。そう大きくは変わらないけれど、その僅かな違いにこそ個性が宿る。
その2つを見事に一首のなかに詠み込んでいて、心に留めておきたい短歌です。

25日

どことなくセンセーショナルな猫のいる径でたんなる水を買うこと

『悪友』榊原紘

とくに書くことがない日は、意味を掴みづらい短歌を選ぶ。

朝は雨予報だったので、電車で出勤したが、よみを外した。
帰宅時、地元の駅に帰り着いたところで、いつも改札外にいる野良猫と戯れる。野良猫は人懐こくてセンセーショナルではないし、駅から自宅までの道のりにはコンビニひとつない。

いつか、センセーショナルな猫に出会ったら、その径のどこかでたんなる水を買いたい。たんなる水でも食道を通るときに一際大きく喉が鳴り、物語の始まりを体中で感じることだろう。

26日

自民党よりもファブリーズを信じてて明日がくるのを怖がっている

『老人ホームで死ぬほどモテたい』上坂あゆ美

ついに明日に迫った総裁選。
どうやら、進次郎は本物のアホっぽいという認識は、もうこの先変わりそうにない。

27日

いつからか頭のなかで飼っている悩みがついにお手を覚えた

『あなたのための短歌集』木下龍也

最近、一緒に仕事をする機会が増えた同僚は、なんとなく自分に似ている気がする。ぼくの自己肯定感は海抜0mで常に津波の危機に晒されているので、その自分に似ているということはけっしてポジティブな意味ではないのだけど。

具体的には、2つ似ているところがあって、その結果としての纏っている雰囲気もなんとなくシンパシーを感じる。
ひとつは、妙に細かいことを気にしてしまうこと。気づいてしまうし、一度気になると、特にそのままでも問題ないことでも放っておけないこと。ぼくの場合はポカも多いから、気づくところよりはその後の気にしてしまうところが似ている。

これだけならわりとどこにでもいるちょっと神経質な人だが、もうひとつ、他人に対してのコミュニケーションコストをやたらと高く見積もっているところが似ている。だらだらと1人で悩んだりせずに、さっさとコミュニケーションをとったら、案外すぐに解決する仕事も二の足を踏んでしまう。

結果として、仕事において細かいところが気になってしょうがなくて、でもそれは周囲を巻き込むほどのことではない気がするし、とくよくよして、それを1人で改善しようとする体力を持ち合わせていないため、そのストレスをずっと飼い慣らしてはいるものの、うっすらとした疲れを常に纏っている。

けっしてポジティブではないけれど、共感できる人間が身近にいることは心強い。

とりあえず、自民党の総裁が高市早苗じゃなくてよかった……。経済政策は諸手を挙げて賛同するが、さすがに発言が怖すぎる。

28日

サプライズの電話の主はそばにいてこの高千穂の空を見ていた

『アボカドの種』俵万智

『推しの子』2期は高千穂で衝撃のラストシーン。
1期ほどハマってなかったので、夏クールのドラマが終わったこのタイミングで、イッキ見しながら、この日記を書く。最近は、Notionを触っていると、やたらとMacのファンがうるさくて、困っていたが、この後Macをアップデートしたら解決した。

高千穂は同じ九州に住んでいても、車がなければなかなか行きづらい。近くて、遠い場所。
アニメのなかのキャラクターたちは、そのアクセスの悪さを感じさせない軽やかな足取りで、旅行している。

29日

恋ですよ 芋の芋まで掘り起こしありったけポテトフライにしたい

『ビギナーズラック』阿波野巧也

朝、7時に起きて、親の畑で芋掘りを手伝う。
収穫量はいまひとつだった。疲れた。

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