Photo by
thailer
今日気になったニュース 2020/12/8
僕が今日気になったニュースはこちら
今日は12月8日，79年前には日本が米国に宣戦を布告し，大陸での泥沼化する戦闘を収束させる事ができないまま日米の全面衝突へ足を踏み入れた日でもある．
日本の降伏という形で戦争が終結し，既に75年が経ち，立場は異なるが今再び日本は安全保障上の危機に晒されている．
米大統領選で浮き彫りになった米国国内の分断，グローバル化という名の下に拡大を強める中国，日本の外交，安全保障は今，足元が揺らいでいる．
相互依存や同盟関係によってお互いがお互いの国の安全に責任を持ちましょうという時代は終わりを迎えつつあるのかもしれない．米国が世界の警察と呼ばれる行動をやめると宣言した事が日米安保に影響しないと言い切る事ができる証拠は何なのか．
日本がもしも衝突の最前線となった時，米国は直接助けてくれるという保証はない．尖閣諸島など日米安保の適用範囲内だと対外的にはアピールしているが，日本が有事だと判断しても米国の判断が同じとは限らない．もちろん日米安保を否定するわけではないが，自国の領土，領海，国民の生命財産を最低限数年間程度は完全に自力で守り抜く事ができる備えをするべきなのだ．憲法9条が定める事は目指すべき未来であり，備えをしない言い訳ではない．
我々は進むべき未来を明確に描きながら，目の前の事実には極めて現実的な対処をしなければならないと思う．