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成人式 一方通行のお祝いのメッセージ

今日は成人の日
新成人のみなさん、おめでとうございます。

コロナ禍(&大雪)の影響をもろに受け、かつ成人式のスタイルは自治体次第という部分があり、みなさんは気を揉み続けたことと思います。

時が経てば「こんな時代だったよね。」くらいに落ち着きますので、色々と考えることがあると思いますが、あまり不貞腐れずに前を見つめてください。

私が20歳になったのは、バルブ経済が崩壊して金融・証券が大変だった時代であったことを覚えています。また、いわゆる就職氷河期の始まりでもありました。

そして、成人の日はどうしたかと言えば、インフルエンザによる高熱で前日から寝込んでいました。一人暮らしで、もともと帰省して成人式に出るというプランもなかったので何の影響もありませんでしたが、やはり寝込んだ状態でテレビを見ているのは当事者としては寂しいものです。

同い年の彼女は当然(?)帰省しており、ホントにひとりぼっち。割と早めに戻ってきれくれたような、そうでなかったような。もう覚えていません。

さて、最近ちょうど目に止まった言葉を一つ、これを一方通行のお祝いのメッセージにします。

「愛情の定義」をみなさんはどのように考えますか?
愛すること、愛されること、分け隔てなく愛すること、利他の心…

臨床心理学の河合隼雄氏は、
「愛情」とは、関係を絶たぬこと
という言葉を残しています。

みなさんは、これから益々多様な人間関係を構築していくことが必要になります。SNS時代ですので、とりあえず繋がっている関係は容易にできます。河合隼雄氏のいう関係とは、「そういえばあいつどうしているかな」「〇〇先生元気にしているかな」と想う存在であり、連絡をとってみる関係であると思います。

また、20歳のみなさんにとって鬱陶しい話でしょうが、ご両親の存在やここまで育ててくれた方たち(以降、「親」という)を忘れることはできません。愛情、つまり絶たぬ関係なしでは成立しません。反抗期以来ほとんど親と会話をしていないという人もいるでしょう。今まで以上に親離れしていくプランの方が大半だと思います。それでも想う存在であり続けてください。毎日でなくて大丈夫です。ふとしたとき、テレビで地元が紹介されているとき、「元気かな」「ありがとう」などと想ってください。

さらに、リアルな部分だけでなく、言葉を通じたものもあるでしょう。お世話になった先生の一言、友人からの激励、書籍で出会ったの響く言葉や刺さる言葉が人生の糧になり、反芻を繰り返すことで座右の銘となり、自分を支えてくれる言葉となるでしょう。言葉を愛し、その関係を絶たぬことも心を豊かにしてくれます。

成人の日を迎え、是非、大きな一歩をあらたに踏み出してください。

私の投稿に共感していただき、サポートしていただけるのであれば素直に嬉しいです。また、感謝という言葉しか思いつきません。これからも連続投稿で皆様にお届けできるものがあったら幸甚です。