静かな空間
令和になり益々コンテンツという言葉が主流の時代になった。
そしてClubhouseが話題を総なめにしている。
私も数日前に招待してもらい、早速何度か入室する体験をした。
各分野の著名人による縦横無尽な対談は学びがたくさんある。
また、趣味とか興味が近しい人が集まる雑談部屋としても機能がこんなに盛り上がりをみせるということに驚きを感じた。
もちろん今はお試し期間のタイミングということもあろう。
その反面、失うものがあることにも気づいた。
それは、静かな空間。
私はテレビがない生活をしている。
ラジオも自動車の運転中にNHK-FMでクラシックを流す程度だ。
つまり、自宅では自分からインターネット番組配信を視聴しないかぎり、家族との会話がメインだ。
「ながら」というものが存在しない空間。
こういう生活をしているからだろうか。
静けさの中に生きるという気持ちよさが捨てがたい。
凛とした空間で家族と会話をする、読書に没頭する。
そして静かな空間そのものに楽しみ、喜び、美しさを求める。
私たちはこういう空間を積極的に作り出して、自分との対話にもっともっと集中したほうがいいのはないか。
キャンプで夜空を眺めながら、物思いに耽る。
これと同じことを感じることができるのではないか。
かつてのアヘン貿易(アヘン戦争)のごとく、コンテンツの乱用で本来あるべき文化の質、衣食住が立ち行かなくなってしまうのではないかと心配になる。
私の投稿に共感していただき、サポートしていただけるのであれば素直に嬉しいです。また、感謝という言葉しか思いつきません。これからも連続投稿で皆様にお届けできるものがあったら幸甚です。