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12星座占いでの「相性の良し悪し」の真実

本日も西洋占星術/ホロスコープについての考察記事です。

ホロスコープが面白く奥深い理由の一つに「視点やテーマによって捉え方が全然変わる」ということだと思っています。

恋愛の相性を見たい時、仕事の適性を見たい時、運気の流れが見たい時、自分/相手の得意不得意を見たい時・・。その人だけのホロスコープならまだしも、相性など誰かとの絡みが出るとなるとまた見方捉え方も倍以上になるわけです。

TVや雑誌の占いコーナーでよく出てくる「12星座占い」というものの99%はその人の誕生日ですぐ分かる太陽星座のことです。(今週の運勢ランキング第一位は〜みたいなやつとか)

太陽星座はその名の通り宇宙の太陽系の中でも主軸となる天体ですので、その人の人生や人格のメインともなります。なのであながち当てはまらないことはないですが、かといって牡羊座〜魚座までのたった12パターンのタイプで全人類の性格や運勢がぱっくり綺麗に分かれ、すべての人がその通りに動くかというとそれはあり得ないですよね。少なくとも私はそんな世界はいやだ!普通に怖いです(笑)

西洋占星術はどこまでいっても数字の世界ですので、出生時間が1分、1時間と変わるだけでだいぶ変わります。

人にはそれぞれ誰とも同じでない人生のストーリーを辿るわけですから、ホロスコープ上で浮き出る特性や運勢のパターンは似ている部分はあっても全員違って無限にあるわけです。

多くの人が気になる星座ごとの気になる人との相性やパートナーとの相性、仕事関連の相性というのも同じです。例えば「自分が双子座だからあの星座の人とは相性が良い・悪い」「好きな人が蟹座だからきっとこんな人がタイプに違いない」と判断するのはちょっと待ちましょう。


この記事ではそれぞれの星座ごとの特性について詳しくは触れませんが、私目線でのホロスコープ上で見ている「相性の見方」についてご紹介していきます。

ただ相性を知りたい相手の誕生日だけで分かる太陽星座以外の情報は「出生時間まで分からないと正確に出せない=多くの人は相手の出生時間までは分からない」ことが多いかと思いますので、とりあえず「太陽星座同士での相性とは?」という部分も触れていきたいと思います。

この記事を通して気になるあの人との相性、ご自身の中でぜひ考えたり参考にしてみてください。


そもそも相性が良い悪いって何で決まるの?


ざっくり言うと私は「良し悪し」で考えていません。「性質の違い」として捉えています。もう少し詳しく言うと「自分と相手が素の状態・天然で当たり前としている価値観や性質の違いがどれくらいあるか?共通点はどんなものがあるか?」の部分を見ています。

「いつも仲良しなカップル・夫婦」と「なぜか喧嘩ばかりのカップル・夫婦」っていますよね。皆さんはこのコンビたちの違いは何があると思いますか?

もちろん相性的な要素もあると思います。やっぱりある程度自分と共通した価値観・考え方がある人と全く宗教も生まれ育った環境も違う、今の価値観や考え方も共感できる要素が一つもないとなると厳しいものがあるでしょう。

近年は国際結婚もだいぶ増えてきましたが、以前と同じ国で生まれ育ったカップル同士の婚姻数の方が多数派であることがその根拠かと思います。

かといって、ある程度は自分と似ていたり共通点がある人同士でも、やっぱり細かいところや日常の中で些細な習慣とか行動の違いも必ずあるはずです。そして当人同士はそれが自分にとって「通常運転」なわけですから、無意識にやっていることも多いでしょう。

相性の良し悪し=性質の違いとは、お互いのその違いがどれだけ理解し合うのが「簡単か〜工夫がいるか」の難易度レベルの違いと考えています。


ゲームと同じですが難易度が違うだけなので、ある人にとっては簡単なことでもある人にとっては難しいことがあります。

本来理解し合うのが簡単なレベル同士だとしても、コミュニケーションの取り方に課題があると簡単なはずの相性同士でも揉め事を解決するのは難しくなります

逆に理解し合うのが難しいもの同士でも、お互いが歩み寄って相手を理解し受け入れようとする姿勢と努力があれば全然乗り越えられます。むしろその違いさえも武器にしてしまえます。

そうです、ぶっちゃけ極論言うと「相性なんてどうでもいいっちゃどうでもいい」んです。お互い似ていようが違おうがそこに本物の愛やお互いを理解し合うコミュニケーションが取れれば無敵状態。

なので私は鑑定やカウンセリングの際には相性の難易度レベルこそは伝えるものの、そこに重きを置くより「どうすれば相手のことをよく知ることができるか」「この相手だったらどんなコミュニケーションの取り方だとスムーズか」をアドバイスしたり調整することに重点を置いています。そっちの方が本質的ですからね。

相性の難易度を知るために


大きく分けてホロスコープや占い上での相性のパターンは3種類あると私は定義しています。ここでは一旦分かりやすくてそれはお互いの性質が

・まったく同じ〜吉な相性(相性良い/難易度低め)
・まったく正反対〜凶な相性(相性悪い/難易度高め)
・正反対ではないけど交わらない(普通/難易度普通)

で分けられます。
私たちにとっても馴染深い12星座ははいくつかのカテゴリーに分けられます。

・4つの属性(エレメント)「火」「地」「風」「水」
・3つの行動区分(クオリティ)「活動宮」「不動宮」「柔軟宮」
・2つの性区分(ポラリティ)「男性宮」「女性宮」


※「男性宮」「女性宮」に関する解説記事はこちらから

特にここで触れるのは4つの属性(エレメント)「火」「地」「風」「水」について。東洋系の占術では五行と呼ばれる「木・火・土・金・水」もありますが、西洋では主にこの4つの性質で分けられています。

さっきの相性のパターン3つに当てはめていきます。

まずはシンプルに、ご自身とお相手の太陽星座で当てはめてみてください。どの相性だったでしょうか?


相性の捉え方をもう少し深く考えてみる


まったく同じ〜吉な相性(相性良い/難易度低め)


同じ星座同士だったら、自分と似ていたり同じような考え行動傾向になりやすいので分かりやすいっちゃ分かりやすいですよね。理解しやすいという点ではイージーな傾向です。ただ、似ているからこそ相手にも自分の長所短所を反映してみてしまう側面もあり、自分で悪い・嫌いに思っている部分を相手が示した時、イライラしてしまうこともあります。

例えば同じ水性質の「蟹座と蠍座同士」火の性質同士の「牡羊座と射手座同士」などです。注意点は同じ星座同士とも似ています。

まったく正反対〜凶な相性(相性悪い/難易度高め)

例えば吉でも凶でもない相性の「双子座と山羊座」「水瓶座と魚座」のような者同士は、良くも悪くも無関心といえば無関心、良く言えば利害がなくてフラットにお互いをみれる相性でもあります。ただもちろんお互い違いがあるということと、無関心すぎるとそもそも引かれ合わないという面もあり。

正反対ではないけど交わらない(普通/難易度普通)

それでは1番気になる「全く正反対で凶な相性同士」だったらどうすればいいのか・・?水と火の関係ですね。性質的な相性だけで見ると全く異なる正反対の価値観・考え・行動傾向である者同士なので、「ここでこれやる?!」とか「なんでそういう考えになる?!」となりやすいのは確かです。

ただし違いというのも物は使いよう捉えよう。お互いが結構違うんだねってことを理解し受け入れた上で、じゃあどんな風にしていこうかという未来や理想がお互いの中で合致していればなんら問題はありません。

逆に正反対ということは、お互いの欠点や気づかない視点を補ってくれることもあります。そういった意味では力強いパートナーにもなり得ますよね。


それでも太陽星座だけでは判断できない



とりあえずでイメージしやすいように相性についてお伝えしましたが、結論言うとお互いの太陽星座だけで判断できることなんてほんの一部です。

私たちには太陽以外にも月・水星・金星・火星・・etcというように全部で10つの天体がそれぞれの星座を持っています。同じ星座がかぶることが多いですが、自分の中に最大10人の人格があるようなイメージで、太陽星座以外の星座の性質も持っているのです。

友達としての相性、恋愛としての相性、結婚相手としての相性、仕事上の相性・・詳しくみていくとなると、もう少し詳しくホロスコープを読み解く必要があることは明白ですよね。

太陽は自分が特に外の世界である社会や公共の場&人生のおおよその軸となるリーダー的ポジションではありますが、月のように素の自分やプライベートで見せる顔専用の天体もあります。人によって公私は全然違うよという人も少なくないはずです。

その辺りを細かくポイントを抑えて見れば相性的なところと、相手とうまく接する際のコツや注意点も分かります。心強い味方となってくれるのです。

それでも太陽星座はやっぱりその人の大筋な性格は出ますので、とりあえずお相手の生年月日が分かったら太陽星座だけでも相性チェックしてみると分かるヒントもたくさんあることも事実。

みなさんにとって誰かとの関係をより近く深く、良好なものにしていくためのお力になりますように。


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