
半年だけ「オッサントラベラー」に転身して分かったこと
moaiです。
ちょうど、今年の1月から内勤に異動したこともあり、時間に余裕が生まれた。せっかくだから、好きなことに時間を使うおうと、ランニングを始めたのはもう何度も書いた。
それ以外にも「月曜断食」など色々取り組む中で、ある本との出会いで、実は半年だけ「旅人」になっていたのである。
その名も「リーマントラベラー」こと東松寛文氏が書いた
「サラリーマン2.0〜週末だけで世界一周」
を読んで軽く頭を殴られたような衝撃を受けた。
週末だけで、世界一周?
何のことはない。日本にいる平日をトランジットととらえ、週末の連休、祝日含めた3連休を使って世界一周する、ということなのだ
海外旅行自体は好きだったが、長期連休に行くものばかりと思っていた。
1月からカレンダー通りの休みだったので、この発想を生かさない手はない。たまたま18年12月の連休はサンフランシスコに行っていたので、1月からも継続して海外海外旅行に行くことになってしまった。
通称38歳の「オッサントラベラー」として活動することになった。
【18年12月末】
サンフランシスコ3泊5日
【19年1月中旬】
台湾2泊3日
【2月中旬】
香港3泊4日
【3月中旬】
タイ3泊4日
【4月下旬】
ベトナム6泊7日
【5月下旬から6月頭】
インド7泊8日
6か月連続で海外旅行に挑戦した。インドで達成感が出て、且つ壮絶な金欠にも悩まされてここで活動を休止した。
■□■□■□■□■□■□■□■□■
東松氏以降に、旅人系の人材が出てこないのは理由がある。それは単純に【お金】の問題。
お金が続けば、旅行を続けられる。
お金がなければ、旅行はできない。
単純に東松氏を尊敬するのは、お金が続いていることだ。
■□■□■□■□■□■□■□■□■
海外で得たもの、それは
価値観の変化だった。
インドでは路上の物乞いにガンガン声をかけられて、振り切るのに必死だった。それが当たり前の世界。かたや日本は?ということになる。
「今いる日本の状況を、誰が当たり前と決めたんだ?」
オッサントラベラーの活動をひと段落して、今掴んだ価値観はズバリ
「正しい」〈〈〈〈「適切」
その場その場で正しいかを考えるのではなく、適切かどうかを考えるようになった。
例えば、日本ではよく子供の頭を撫でる風習がある。一方、タイでは子供の頭を撫でることが禁忌とされており、なでたら怒られてしまう。そういう文化なのだ。
よって、仮に子供が泣いていてあやさなければならない状況で求められるのは、仮に場所が日本でもタイでも、「正しい」行動ではなくて、「適切」な行動かどうかだと、考えるようになった。
つまり、価値観の変化が「正しさ」を疑うようになった。
「正しさ」を決めている座標軸を疑うようになった。
この経験は、物事をフラットに考える時に非常に有益なロジックだと思う。仮に若い時に海外旅行をしていても、分からない価値観だった。
人生で色々失敗して、今にたどり着いた38歳だからこそ、感じ取れた価値観だっと思う。
そういう意味で、積極的に海外旅行をするのは意味があると感じた。来年から少しずつ再開したいと思う。