月と避雷針
遠くに見える四角い避雷針は
澄んだ青い空にそびえ立って
足下に転がる折れた傘は
先日の台風を耐え忍んで
その間
定規で書いたような
一本の電線
こっちの世界と
あっちのセカイを
区切ってるようだ
どこまでがコッチで
どこからがアッチなんだ
太陽が沈む長い上り坂は
行く手を阻むように反り返って
徐々に姿を現す丸い月は
見上げる僕を睨み返す
ここまでが今で
ここからが明日なのか
丸い避雷針を越えて
歩き続ける
輝く月には近づけないけど
歩みは止めない
その先の闇を目指す
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