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よりによって、2年ぶりの手作り弁当を会社に持って行かない夫
弁当作りは好きですか?嫌いです。
理由は、夫が大食いな為に弁当の量が足りないと言われたことがあり、量の多い弁当を作るのが大変なこと。
あと、夫の職場に350円くらいでお腹いっぱい食べれる社食があり、私が作る意味を感じられないこと。
とは言え、社食は飽きるだの、弁当は愛情を感じるだの、周りは作ってもらってるだのあって、2年ぶりに作ってみようと思ったのです。
前の日のおかず、ほうれん草の胡麻和え、野菜炒め、シャケを残しておいて、朝から卵焼きとウインナーを炒めこれでいいか。
おっと、冷凍餃子がある。餃子は夫の好物だから、これで大丈夫だろう。
私は昼、夫が弁当を嬉しそうに食べる姿を思い浮かべながらこさえるのでした。
お弁当におかずが、ぎゅうぎゅうに詰め、お弁当もいい感じに冷えてる。
できた!!時間通り!あとは夫を起こして、弁当の余りおかずで朝ごはんを食べさせたら、完璧。
上で寝てる夫が珍しく起きて来ないので、変だなと電話する。
私「7時やで〜起きや〜」
夫「わかりました」
この時、なんか違和感を感じる。普段わかりましたなんて、言わない夫が敬語を使っている。
今日は変だ。
上から降りてきた夫に
私「お弁当作ったで」
夫「誰の?」
私「ぴーのお弁当やで」(夫をぴーと呼んでいる)
夫「そうなの?」
私「うん、弁当の余りのおかず食べいく?」
夫は、もぐもぐと何も話さず、余りのおかずを食べた。たんまり食べた。
いつもだったら食べながら、なんか色々と話してくるのに。
やっぱりなんか変だ。
嫌な予感がする。
夫が食べ終わって、
夫「ねーねー。今日やっぱ会社行かないで在宅しようっかな?」
私「なんでや!行きーや!!!!」
私は前日、2回も在宅か確認した。そしてお弁当はサプライズで作ることにしたのだ。
夫「だって、お弁当だって思って無かったんだもん」てへっ
急に勢いよく話し出し、いつものキャラに戻っていた。
私「もぅいい!!ふて寝する!」
私は完全にふて寝に入った。
夫が追いかけて来て、
「ねーねー、ふて寝するなよー、コーヒー淹れてよーーー」とゆすってる。
完全に無視した。
夫は結局、在宅で昼に弁当を食べていた。
私の弁当へのテンションは下がった。
次に作るのは、いつかは分からない。