雑草の話2 ~ちぎれて増える草 メヒシバ~
草は種により増えるだけではありません
なんと、茎で増える草もあるのです。その方法はというと..
メヒシバは踏まれたり切られたりして、千切れた体の節から不定根(根以外の茎や葉から伸びる根のこと)を伸ばして仲間を増やすのです。
メヒシバはイネ科の植物で節がありますが、その節は離れて分離しやすい構造になっています
茎を抜いて遊んだことがありますが、抜けやすいのは分離しやすくするためなのですね (^^)
あっという間に背を伸ばすのも、この節で構造的に稲や竹と同じように強度を上げることにもなるように思います
また細かい根をたくさん伸ばして周りの土の養水分を吸収すると同時に、周りの植物の生長を邪魔する「アレロパシー」という物質を出していますあっという間にメヒシバが生長し一面を覆うのが分かる気がします
このメヒシバは、やせ地で乾燥しやすく気温の高い場所が好きなようです
道路沿いなどで夏場に一気に大きくなるのをよく見ますね
これとは逆の環境を作ればこの草は弱って減るらしい
肥を巻いて有機物を増やし、水をまいて乾燥しにくくすると生長を抑えるようです(余計に増える気がしますが...。 ^^;
メヒシバ茶
ちなみにメヒシバを洗って2週間ほど乾燥させ、煎じて飲むと、腎臓に効くそうで、今度やってみようと思います。
あっというまにしたたかに増えるメヒシバのお茶🍵はなんとなく効きそうな気がしますね
読んでいただき、ありがとうございました。
ではまた (^^)/
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