雑草の話1 ~何年も地中で息を潜める種~
自宅に庭を持つ人や農家のみなさんは、春から秋までずっと雑草と戦ったことと思います。おつかれさまでした (^^)
雑草防除の話ではありませんが、あれこれ書こうと思います。
人が土地を耕したり裸地にしたりするために
その環境に適するように残った草たち、それが雑草です。
根を抜いたり土を耕すことで、地中で何年も身を潜めていた種が地上に出て
光を浴びやがて大きく生長します。
1平方mの土の中に、なんと数千から数万の種が眠っているらしい ^^;
地中に数百年以上眠る種もあったそうで、ハコベは600年、シロザは2500年たって発芽したという記録があるとのこと(スゴッ!)
勤勉な日本人が常に雑草を抜いて無くそうとがんばりますが、
種を地上に出してしまいます。それが雑草にとってはとってもありがたいわけです ^^;
一株でつくる種の数はというと
メヒシバ2300個、スズメノテッポウ2000個、スベリヒユ26000個 (°0°)
という記録があるそうで、その種を動物の体にくっつけて運ばせたり、風で遠くに飛ばしたりして、あちこちで生長し「種の保存」を行っているのである。
しかし、強い繁殖力は種数によるものだけではありません
つづく (^^)/
※写真は自分で撮影したものです