ライフイベントと仕事、男性の場合
この数年、企業内でのキャリアコンサルティングや、セミナーでは、男性からのキャリア相談も増えてきました。
そこで感じるのは、私たち自身がいつのまにか持っているジェンダーバイアス。
男性だから働き続けることが当然。家庭と仕事のバランスで悩むのは一般的には女性。
メディアの影響なのか、自分たち自身の育った環境の影響なのか、当然のようにそう考えて、男性に接していることが多いことに気づかされるのです。そのせいか、ライフイベントとキャリアの相談ができるプラットフォームは多数あるけれど、女性向けであることが一般的だったりします。
現実には、もちろん、個人個人で悩みは異なるもの。パートナーとのライフプランと自分のキャリアプランの相談や、育児と仕事の相談は性別問わず。介護と仕事の相談は、性別や婚姻歴、年代問わずあります。
そろそろ、メディアや社会が、時代の変化に追い付いてくる頃かもしれませんね。
私たち自身も、育った環境や周囲からの影響で染みついているジェンダーバイアスを少しずつ捨てていくときなのかもしれません。
性別問わずご相談が受けられるプラットフォーム、今年は考えていきたいと思っています。