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体格とアンコンシャス・バイアス

育った環境などから無意識に持つ偏見をアンコンシャス・バイアスと言います。書籍によると、日本ではジェンダーによるものが多く見られ、アメリカでは人種によるものが多く見られるとされています。

例えば、管理職、役員の割合を見ていくと、昇進すればするほど、白人の割合が高くなるというものです。途中まではアジアやヒスパニックなどの多様な人種が混在しているものの、ある一定以上になると壁が存在するのです。

また、興味深い項目として「背の高さ」へのバイアスが紹介されていました。アメリカでは経営層や政治家等になると、背が高い方の割合が高くなるというものです。それは日本には見られない事象なのです。

参考図書:「アンコンシャス・バイアス―無意識の偏見― とは何か」パク・スックチャ著

日本ではむしろ、背が高いことでは特別視されてしまうことがあるのかもしれません。

アンコンシャス・バイアスは、誰もがもっているものです。住む国よってもかわってくるんですね。
何が自分の考え方の偏りなのかを意識するだけで、人との接し方や見方が楽になるものです。また、属性が異なる人たちと接するようにすることで、気づきやすくなります。普段接する人達が同じ民族、同性、同世代、同じ職種、同じ職場、同じようなライフスタイル、同じ学歴・・・等と似通っていると、他の方の考えに気づきにくなるものです。

多様な人と接しているか、時々意識してみたいですね。
セミナーやワークショップでもお伝えしています。