ハローワークに定期券で通う、その背景
以前、ハローワークに数ヶ月の定期券を購入して通う方に何人かお会いしたことがあります。違和感を感じたのは、就職するための仕事探しに通っていたはずが、就職する気が薄れて、通うことが目的になっていたことです。定期券の期間は決まらないと思い込んでいたのです。
いつから目的がすりかわってしまったのでしょうか?
それには、一人一人深いわけがありました。
転職が多かったりブランクが長く、周りから決まらないだろうと言われ続けていたり、過去に経験した職種をさがしているが今は求人数が減って機会がないなど。
定期券を購入して毎日のようにどこかに通うことで、仕事に行っているかのような安堵感も感じていたんですね。
けれども、働きたい気持ちを思い出して、周りからの言葉の影響を払拭したり、今の自分も過去に負けず良い感じだと感じられるようになると、一歩進めます。仕事もみつかり、働き出すことにつながるのです。
周りができることは、やる気がないとか、こだわりが強すぎるとか、表面的なことだけをみて何かを言うのではなく、なぜなんだろう?と内面を想像してが関わることなんですね。
目的がすり替わってしまう背景は、人それぞれなのです。