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Z世代と親世代の違い、ジェンダー問題

1990年代後半から2000年代前半生まれの方を指してZ世代と言われています。アメリカの定義では、X世代:1960年から1974年生まれ、Y世代:1975年から1990年代前半生まれ、その後がZ世代と呼ばれているのです。

先日、ワークショップの中で、親世代や祖父母世代との価値観の違いが話題となりました。価値観の違いの背景には、育った環境が影響しています。例えば、教育環境やメディアの影響などです。数点、まとめてみました。


家庭科男女別世代と、家庭科男女必修世代


1992年までは、中高で家庭科は女子、技術科が男子のみ履修でした。一方で、現在は家事育児は性別問わず誰もが必要という教育となっています。
40代後半以上の方の中には、家事育児は女性で力仕事は男性、という認識が残っている可能性がありますが、現在は性別問わず基礎は習得している時代であるということですね。
(1993年に中学校、1994年に高等学校で家庭科の男女共修開始)

生涯未婚率が低かった世代と、そうでない世代

1990年の生涯未婚率は男性5.6%、女性4.3%と低く、50代以上の方には結婚が一般的ことがわかります。一方で、現在は男性の4人に1人、女性の7人に1人は生涯未婚です。また、夫婦別姓を選択できない理由から、あえて入籍しないカップルもいます。
以前は、結婚していることが多数派だったけれど、今は、個人が多様なライフスタイルを選ぶ時代ということですね。

読売オンラインより「生涯未婚率」男性が圧倒的に高いワケ
https://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/20180807-OYT8T50005/


均等法前の世代と、働き続ける世代

1986年に均等法が施行され、募集・採用等の機会が女性にも開かれました。
ただ、昔の女性保護の考えから、体力的に負担ある仕事は任せられない→簡単な仕事しか任せられない、という認識が残っていた時代も長く続きました。現在は法律も変わり、企業には男女共に働き続けられる環境整備が義務付けられています。

もっと知りたい! Pickup スマートワーク用語  男女雇用機会均等法
https://swri.jp/article/784


価値観の違いは認めつつ、新しい関係構築へ

価値観の違いを知り、その背景を知ることは、お互いの学びになりますね。その上で、新たな関係構築をしていくことがこれからの時代を生き続けるためには大切なのだと考えています。