スポンサーシップと役員登用
ESG投資の観点からも注目される、女性役員の割合。取締役・会計参与・監査役などに、女性の割合がどの程度あるかという視点です。
ITメディアビジネスより「上場企業役員の女性比率は6%――微増するも「女性役員ゼロ」企業、いまだ過半数」
イベントの中で、役員を増やすためにはスポンサーシップが大切というお話がありました。
スポンサーとは、その人材の昇進に直接かかわる役割を持ち、アドバイスだけでなく、社内外との交渉役を行い、引っ張り上げていく存在です。そのために、その人材の実績や課題を分析し、社会でどのように貢献していくのか筋道を示しながらチャンスを与える存在でもあります。けれども、なぜその人材を引っ張り上げるのかが“見える化”できないと、周囲が不安を感じる可能性もあるのです。
個人としては、日頃から、実績を見える化しておくことで、周囲から引っ張り上げてもらえる可能性につながっていきますね。メンバーを引っ張っていく役割の場合は、どのような実績を積むとその人材が次に進めるのかを洞察していくと、人材が昇進し、さらに組織全体としても次に進みやすいということですね。
外資系企業では進むスポンサーシップの仕組みが、日系企業では進みにくいのは、見える化の仕組み不足でスポンサーシップが進みにくいことが背景にあるのかもしれません。