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歩く日記 10.6. 8:46
新宿まで歩いている途中、すばやい手さばきで仕事をする人たちが目につく。作業台には紙の束がいくつものっていて、わたしには新聞をつくっているようにみえた。
ちゃんと紙を折ってくれている人がいるんだなあ。こうして、日本や世界がいまどうなっているのかっていう情報が全国にいきわたるんだなあ。よくよく考えると、日本に生きるみんなに共通のお知らせがあるってすごくないか?
…とか感心してる当のわたしは新聞をとってないし、今後もとらないと思う。高校でも大学でも社会人になってからも、「読んだほうがいいよ」と言われてきた。なにか実になると信じて何回かとってみたけど、わたしには全くしっくりこなかった。
…なんというか、こういう瞬間に、働くこととそれを受け取ることについて考えさせられる。
地球に生きるみんな、働いて幸せになってほしいし、幸せに働いてほしいなあって思う。
けれど、わたしが受け取る働きはそのほんのわずかで、この願いに関しては有言実行が成立することはほとんどないんだろうなあ。
みんなと生産者ー消費者を通じたギブ&テイクは難しいけれど、ちがうかたちの関係で結ばれちゃうことはあるかもしれない。そんな幸せバグを信じている。
歩いていると、バグに敏感になれる気がする。だからわたしは、今日も歩くのかもしれない。