(本)白いしるし 西加奈子
白いしるし
恋は怖い、恋は地獄。だけど好きをやめたくない。し、やめられない
あまり向き合いたくない感情ほど、一旦受け入れて素直になることができたら、自然とにやけちゃうくらいに嫌いな恋も嫌いな自分もぜんぶ嫌いごとちょっと好きになれる、ような気分にたまになる。
読みながらそういう自分をずっと思い出して苦しい…と見せかけて、ぜんぶすっと笑い飛ばしてくれちゃう、つよい白で。
(1年まえに美容室で手にした雑誌の、たまたま開いたページに寄せていた西加奈子さんの文章に一目惚れしていて、その文章を帰り道に突然思い出してしまって買いに行っちゃった!今日健やかに眠れそうな気分まで復活できてよかった〜、救いが欲しくて本を買ってしまうよね。)