食品としてのコオロギのメリット~コオロギってこんなにすごい!~
こんにちは、MNH広報部の阿部です。
最近、ニュースで昆虫食が取り上げられることが増えていますが、皆さんは、コオロギのどんなところに食品としての可能性を感じますか?今回は、食品としてのコオロギのメリットについてお話したいと思います。
メリット⓵ 育てやすい上に環境負荷が低い
1つめは、育てやすい上に環境負荷が低いことです。例えば、同じタンパク質源の牛は、育てるために広大な牧草地、大量のエサや水も必要ですよね。今後もさらに耕作面積を増やしたり、放牧する牛を増やす分だけ大量の水を確保したりするには、限界があるでしょう。
それに対して、コオロギは狭いスペースでも育てられるし、エサや水も少なくて済みます。さらに、コオロギは小さく生まれて大きく育ちます。なんと僅か1ヶ月で、体重が千倍になるのです。体重が千倍になる生物は、昆虫くらいしかいません。
また、畜産による温室効果ガスは地球温暖化の一因と言われていますが、コオロギはガス排出量が少ないため環境負荷も低いエコな食品といえるでしょう。
メリット②高たんぱく
2 つめは、高たんぱくであることです。コオロギは良質なたんぱく源で、体内で作り出せない必須アミノ酸がバランスよく含まれています。コオロギのカロリーは低くはありませんが、余分なものは含まれていません。甘みや糖質もないから、糖質制限している方にもおすすめです。サクサクとしていて、食べやすいのも特徴です。
メリット③コオロギ農家の収入安定に繋がる
3 つめは、コオロギが食品として普及することで、タイをはじめ東南アジアのコオロギ農家の収入が安定することです。コオロギの収穫サイクルは早いので、コオロギ農家が収入を得る機会もその分増えます。収入が増えるとどうなるでしょうか?貧しくて学校に通えなかった子どもも学校に通えるようになります。
タンパク源の一つの選択肢として
食品としてのコオロギのメリットについてお話しましたが、だからといって将来的に、コオロギが牛や豚に代わるたタンパク源になることは恐らくないでしょう。牛肉や豚肉を食べる日もあれば、コオロギを食べる日もあるというように、選択肢の1つとしてコオロギが加わり、バランス良く色々なものを食ベる未来になっていくのだと思います。「今日のごはん、何にする?久しぶりに、コオロギにしようか」といった会話も、いずれ日常になるのかもしれません。
コオロギを食べるということは、多くの人にとって身近なことになるのです。育てる側・食べる側のどちらにもメリットがあり、さらに環境にも優しいコオロギは、今後さらに注目度が高まるでしょう。弊社でもコオロギフードを多数販売しているので、コオロギってどんな味や食感なんだろうと気になった方はぜひ挑戦してみてくださいね。
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