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アダルトチルドレンについて考える

こんにちは。三白眼です。

今日は最近SNSでよく目にする「アダルトチルドレン」について考えていきたいと思います。

まずアダルトチルドレンとはなにか

アダルトチルドレンとは幼少期に家庭内環境からくるトラウマ(心的外傷)を受け、そのまま大人になった人達を指すそう。

簡単に説明すると性格などに以下の特徴があるんだそう。

・自分の行動や考えに確信が持てない。
・人と親密な関係を築くことが難しい。
・常に他人からの肯定を求め、承認欲求が高い。
・自分に厳し過ぎる。自虐的な考え方。
・楽しむことができない
・真面目すぎる。
・物事を最後までやり遂げることが困難。
・自尊心が低い

共依存の関係に安心感や充実感を感じることが多く、「自分なしでは生きられないような人」、「支配関係であっても離れられない関係」を自らを求めたり、他にもアルコール、ギャンブルなどに依存しやすいという特徴、傾向があるそうです。

自尊心、自己肯定感が低く、周囲の期待に過度に応えようとしたり、自分の価値を誰かに必要とされることで測ろうとしたり。


機能不全家庭

幼少期の家庭環境何かしらの問題を抱え育った人と書きましたが、その家庭環境とはどんなものが当てはまるのでしょうか。
私なりに調べてみて分かったアダルトチルドレンの人達が置かれていた家庭環境に特に多いものをまとめてみました。

・親がアルコールまたはギャンブル依存症
・性的虐待、肉体、言動などの家庭内暴力
・両親が不仲
・育児放棄
・過干渉
・毒親(子供に悪影響を与えたり、負担になったりする親)に育てられた

など
側から見て明らかに問題がある家庭だけが機能不全家庭だとは限りません。

そしてこのアダルトチルドレンの幼少期の特徴を、更に細かく6個のパターンに分けたものが

1.親の期待に応えようと無理をしていた。(努力を自分の為ではなく、家族に評価されるために行うなど)
2.自分が問題行動を起こし、自分だけが家庭内の問題の原因であると自らを「悪者」という立場にすることで自分以外の家族の破綻を防ごうとする。
3.家族との関係から離れ、もともと「いない存在」であるかのように一人目立たないよう生きてきた。
4.自分を後回し、犠牲にしてまで家族にとっての「世話係」を献身的に行ってきた。
5.家庭内の険悪な雰囲気を和らげるために冗談を言ったり、ひょうきんに振る舞うことでと「明るい子」を演じてきた。
6.問題から目を逸らすことで自分を守っていた。(親の問題行動を助長することになるような献身的な行動をとる事でその場を凌いでいた、など)

全てのタイプに共通しているもの

6つにタイプが分類されると書きましたが、どれにも共通しているのが
自尊心、自己肯定感の低さ。
常に人の顔色を伺っていたり、自己犠牲的な行動をとってしまったり。

もうひとつの共通した特徴といえば、アダルトチルドレン自身が自分の家庭環境が特殊であった事、「傷ついていた」自覚がないまま生きていること。


アダルトチルドレンは病気ではない

アダルトチルドレンとは病名ではなく、状態像。

アダルトチルドレンである事で二次的に起こるうつ病や不安障害、適応障害、摂食障害などの精神疾患になりやすいとも言われており、アルコール依存の親と過ごしてきた人は、その親と同様にアルコール依存になってしまうことも少なく無いんだとか。

ですがアダルトチルドレン自体は病気ではないため、確立された治療法などがありません。


最後に

今回アダルトチルドレンについて調べてきましたが、個人の見解としては自分を含め、全人類が当てはまるのではと思いました。
はたから見たら幸せそうな家族でも、実際のところどうなのか分からない。
本人達がどう感じているのかも本人達にしか分からないし、そもそも完璧な家庭なんてない。
みんな何かしらの問題や悩みを抱えていると思います。

私自身も、一般的に幸せだとされている家族像とは違う家庭環境で育ってきた思います。
両親の離婚、育児放棄、親のうつ病、アルコール依存など、レベルがあるとはいえど、今思うとあまり親との関わりもなく、愛情を注がれていた実感も正直なかったです。
大人になってから人に母の話をした時に、毒親だと表現されて驚いたこともあります。
正直私は母を含めた親戚家族との関わりは苦手で、常に問題があったことから何度も精神的に疲弊してしまったこともあり、数年前に自ら距離を置いて自身を守ってきました。

けど、家族以外での環境、人間関係にはとても恵まれていると感じています。
家族は選べないけれど、それ以外の環境は全部自分で選べる。


今、人が持つ特性、性格を分類した言葉が多く、まるでそれが悪いもの、病気であるかのように表現されていることが多いと感じます。
人の数だけそれぞれの育ってきた環境があって、性格だって何もかもが違うのだから
けど、そういった性格診断などから自分の特性だったりを理解するきっかけになるのであれば、自分を客観視することができていいのかもしれません。

自分は子供を育てたことなんて無いし、今後その機会があるかもわかりませんが、子育てに正解なんてないし、そもそも人生に正解なんてないからこそ

常に優しさを持ち、相手を理解しようとする姿勢だけでも大事にしていきたいと思います。

上手くまとめられず、少々脱線していた気もしますが
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。







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