自分のために、好きと伝える。
何だかこの10月は、抱えきれないものやいらないものがぽろぽろ剥がれ落ちていく、そんな月だった。
私の心は、ひと月とは思えないほど旅をした。
私は好きな人がたくさんいて、
好きなところや思い出、気持ちの大きさ、
タイミングなんかはそれぞれで、
心の中に色んな色や形でその人達への気持ちがしまわれている。
ほとんど通り過ぎてしまった人もいる。
でもそれは悲しいことではない。
ああ、この人が好きだな、と思う、そんなことって奇跡なのかもしれない。
出会うこと、ゆっくり話す機会に恵まれること、それぞれのタイミング。
ちょっとしたことで出た、ふいの一言。
そんなことできっと一瞬一瞬、ご縁が繋がっていて、今の環境に結びついてる。
誰かとのご縁があったとき、この人生では出会えてなかった誰かいる。
そんな奇跡的な巡り合わせの上で出逢った限られた人達に、「好き」と感じたなら、迷う暇なんかない。
選択肢は、あってないようなものなんだ。
だから、好きな気持ちは隠せない。
恥ずかしくても、受け入れて、
そういうところが好き
私はあなたが好き
伝えたい。それは相手のためじゃなく、
自分のためなんだなぁ。
相手が受け取るのか、受け取ったものをどうするのか、それは自分の手の内にはないもの。
自分の領分なんて、とても少なく限られている。
だったら、人とか社会とか、考えて遠慮してる場合じゃない。自分にはめちゃくちゃ素直になった方がいい。
好き、ありがとう、感謝。
すくって大切にして、伝えたいと思う相手に伝える。それだけのことしかできないんだから。
私の好きな人達が、私に時間をくれた、そのことに感謝します。大好きで仕方ない、そんな気持ちが溢れてくる、懐かしいこの感じ。
人は気持ちを探しにいくんじゃなく、溢れてくるものを抱えきれず言葉にする。
それを受け入れる、それしか自分にはできないのね。