食べる世界遺産・今帰仁アグーがあなたのおうちにも来る #クラウドファンディング
週末、マイナス方面でビッグなニュースが飛び込んできた。今帰仁アグー(なきじんあぐー)が種の存亡の危機にあるという。
日本で唯一の在来島豚 今帰仁アグーをコロナから救え!(CAMPFIRE)
琉球古来の純血豚、今帰仁アグー
牛肉でいえば神戸牛(兵庫)、松阪牛(三重)、近江牛(滋賀)。鶏肉でいえば比内地鶏(秋田)、名古屋コーチン(愛知)、薩摩地鶏(鹿児島)。僕たちが愛してやまない肉には、様々なブランドがあります。
豚肉も、そう。かごしま黒豚(鹿児島)、白金豚(岩手県)、イベリコ豚(スペイン)、マンガリッツァ(ハンガリー)など、その種類は豊富。しかし多くの豚肉は交雑種であり、純血豚は現在、極めてレアな存在です。
その1つが今帰仁アグー。沖縄県国頭郡今帰仁村で飼育されている豚。
ハイブリッドにより歩留まり率を高めた「沖縄アグー豚・アグー・あぐー」と呼ばれる西洋種寄り豚とは異なり、琉球王国時代から生きてきた豚のDNAそのまま。
ゲノム解析によれば、ニホンイノシシ・リュウキュウイノシシ寄りの豚だそうです。
肉由来の味が濃いからシンプルな味付けこそMAX
コイツがですね...極めてウマいのです...。脂肪融点が低いため、焼くと肉汁がだばだばと盛大に蕩け出すのですが、食べてもジューシーさが抜群で甘味が極まってる。
だというのに、キレもある。
赤身部分もガチムチで筋肉感が強い。だから噛むとみかんの実の粒のように、ぷちぷちっと甘さが弾けるかのような弾力性もあるんです。
驚くのはまだ早かった。ゴツい塊でBBQすると、みんなのお腹事情によってお皿の上に肉が残ることがあるじゃないですか。コイツを食べると、冷えた焼き肉なのに、なんでどっしりとした旨味が感じられるのか。
現在の今帰仁アグーは、人肌でも脂肪がプルプルしてくるように飼料を改良していると聞きましたが、なるほど。焼いた直後もウマい。冷えてもウマい豚肉に仕上がっているんだな。
しゃぶしゃぶによし。塩コショウだけの焼き肉、ステーキによし。生まれてきてくれてありがとう。今まで生き残ってきてくれてありがとう。神様と今帰仁アグーを育てている高田農場さんにありがとう。
新型コロナ禍による影響が甚大
昨年2019年、オジ旅という旅行・酒飲みユニットで高田農場に訪れたのですが、高田農場・高田勝さんのお話には深くうなずくものがありました。
優れた肉質、味もそうですが、文化を継承するという意味でも外来種は入れず、DNAを守り通していく。歩留まりは悪いかもしれないけど、畜産農家として、第一次産業の生産者として、そして東大卒の研究者として志をかかげていくその姿勢に感動を覚えました。
その高田農場による今帰仁アグーが、いま、危機に瀕しています。
いままで主に飲食店に降ろしてきたそうですが、新型コロナ禍により需要が激減して出荷停止。
同様の事態は他の生産地でも起きているでしょう。しかしお話に感銘をうけ、食べて感動した今帰仁アグーがいなくなってしまうかと思うと悲しすぎる。
全員を応援することはできないからこそ、自分が、心から応援したい人の手助けができれば。そう考えて、このnoteを書いています。
今帰仁アグーを一人でも多くの人に知ってもらい、理解していただく、食べて頂くことが未来へと繋がります。後世へ種を繋ぐ応援をしていただければと思います。引用・CAMPFIRE
ご飯のお供に、お酒のおつまみに今帰仁アグーを
リターンの種類は今帰仁アグーのしゃぶしゃぶ肉、今帰仁アグーのサラミ、今帰仁アグーのパテ・ド・カンパーニュ、今帰仁アグーのフロマージュ・ド・テート、今帰仁アグーのリエットなど。
歴史を守ること、文化を紡いでいくこと、そして美味しい豚肉が好きな人。ぜひ、一緒に応援しませんか。そしてリターンが届いたら、みんなで乾杯しませんか。