魂の輪郭
人生の中に訪れる抵抗は、魂の輪郭を際立たせる現象なのではないか。
風が吹かないと自分の肌の感覚を知覚できないみたいな。
抵抗を通して、本当は自分は何を望んでいるのかが自覚しやすくなる。
だから抵抗は敵ではない。
むしろ、本当の自分を思い出させてくれる装置のようなもの。
大きな意図によって発生している道標のような気がする。
抵抗を感じた時に、我慢する必要はない。
我慢ではなく、その抵抗から遠ざかり心地よくなるための方法を考えてみる。
すると、それまでは意識していなかった新しい自分の欲求が見えてくる。
それが自分の形が拡大した証なのかもしれない。
というよりも、本当の自分をより知覚しやすくなったというような感じか。