見出し画像

2024年の(本業以外の)仕事まとめ

2024年も終わってしまいます。
このnoteは毎年「今年こそはたくさん書くぞ」と思いながら、全然かけてなくて申し訳ないです。今年に入って2本しか書いてなかったですね。
2025年こそは、たくさん書きたいです。

で、2024年の本業(書店業)以外の仕事をここでまとめておきます。
文章を書いたことなどによって、対価=報酬をいただいたもののみになります。POPコメントが載ったりして、図書カードをいただけるケースもあるのですが、記録に残していない部分もあるので、はっきり分かっているもののみをまとめています。

【書籍発売】


『ミステリーアイランド』(講談社)※政宗九名義
「孤島」を舞台にしたミステリのガイド本。「メフィストリーダーズクラブ」のLINE連載だったものが本にまとまっています。私の他に、青戸しのさん、大矢博子さん、佳多山大地さん、千街晶之さん、三宅香帆さんが担当されています。一人当たり11作品を紹介。
誰がどの作品を担当するかを奪い合った「ドラフト会議」も収録されています。


【文庫解説】


天祢涼さん『罪びとの手』(角川文庫)
今年も文庫解説を1本書かせていただきました。天袮さんから直接お声掛けいただいて実現しました。ありがとうございました。
頑張って書いたので、ぜひ読んでください。


【雑誌掲載】


・「小説すばる」2024年4月号 特集「我が街と本」内、「書店員が薦める「我が街」ブックス」で広島編を執筆。
広島本大賞作品を中心に紹介しました。

・「第24回本格ミステリ大賞」投票 「紙魚の手帖」Vol.17(2024年6月号)掲載
「本格ミステリ作家クラブ」に入会して初めて参加した「本格ミステリ大賞」への投票でした。「小説部門」は青崎有吾さん『地雷グリコ』(KADOKAWA)に、「評論・研究部門」は飯城勇三さん『密室ミステリガイド』(星海社新書)に投票しました。

・「小説推理」2024年12月号掲載 大沢在昌さん『追跡者の血統』(双葉文庫)レビュー
大沢在昌さんの初期作品「佐久間公シリーズ」復刊に合わせ、4人の書店員による連続レビューの最終回でした。書き慣れないハードボイルド小説のレビューで苦労しましたが、頑張りました。


【ネット記事】


・金子玲介さん『死んだ山田と教室』(講談社)クロスレビュー担当 ※政宗九名義
なんと11名によるクロスレビューの一員となりました。どちらかと言えば、本格ミステリとしての視点で書いてみました。

・「カドブン」書店員のイチ押し小説 第5回
店舗の紹介をしてもらいながら、個人的に偏愛している真門浩平さん『ぼくらは回収しない』(東京創元社)、櫻田智也さん『六色の蛹』(東京創元社)を紹介しました。


【その他】


・「オール讀物」2024年5月号「ミステリー通書店員が選ぶ 大人の推理小説大賞」選考委員
ときわ書房の宇田川アニキ、TSUTAYAの仕掛け番長・栗俣さんと一緒に選考。満場一致で黒川博行さん『悪逆』(朝日新聞出版)が選ばれました。ネット上では結果のみ掲載されています。

・角川文庫2024年冬フェア「カドワン」本屋さんのNo.1として、夢野久作『ドグラ・マグラ』の推薦オビコメント掲載
伝説の作品だけに恐れ多いのですが、読んでいるうちに作品世界に取り込まれてしまった、みたいな設定でコメントを書いたつもりです。

・原書房『2025本格ミステリ・ベスト10』投票 ※政宗九名義
例年と同じく、国内編に投票。また今回の特別企画として、2000年以降の「クォータリーベスト」にも投票しました。

・TBSラジオ「明日へのエール」11/2放送分 推薦本紹介
ラジオには出演しておりませんが、お薦め本を紹介して、それを元に進行していただきました。真下みことさんの『かごいっぱいに詰め込んで』(講談社)を紹介しました。
Webページがありませんが、TBSラジオポッドキャストやSpotifyなどで今でも聴くことができます。

以上、今年の仕事を振り返ってみました。
この他にも、毎年水面下で関わっている仕事もあります。

2025年もいろいろなご縁があればいいなあと思っています。
実は文庫解説のお話が1本あり、既に原稿も提出しているのですが、文庫の発売予定が未定になってしまったので、ちょっと先になりそうです。決まり次第、ここでもお知らせします。
2025年もよろしくお願いします。


いいなと思ったら応援しよう!