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何のために”カウンセリング”するの?

カウンセラーと話すことを
カウンセリングと言いますが
なんのためにするの?
精神科の受診とは何が違うの?

ということをお伝えします。


***


カウンセリングの目的は
自己実現です。


自己実現とは心理学者によって定義が
異なるのですが
大きくまとめると


自分の能力や可能性を発揮して
自分らしく、在りたい姿で過ごすこと

になります。

よくイメージされる
自分が立てた目標を達成する
(目標年収を達成する・マイホームを建てる)
とはちょっと違います。


例えば、メンタル不調から回復しつつあるAさんが
働き方について悩んでいます。

・フルタイムで働く
・パート勤務で働く


そんな時、自分はどうありたいのか

・キャリアを優先したい
・仕事をしている自分が好き
と思えばフルタイム

・自身の健康を優先したい
・負担を減らして働きたい
と思えばパート勤務

と考えられます。
このように、自分がどう在りたいのか
それを実現できるように考えていくのが
自己実現です。




精神科や心療内科との違いは

医学的な診断ができるかどうかです。

精神科や心療内科はお医者様が
医学的な診断をすることができるので
病名の診断やお薬の処方、診断書の発行を
することができます。


カウンセラーはお医者さんではないので
そのような医学的な診断はできません。
よって、診断も処方も診断書の発行もできません。

カウンセラーは話を聴くプロであり
様々な心理療法をすることができます。

人によって専門分野、相性があるので
自分に合うカウンセラーと話すことが
大切です。


カウンセリングって何をするのかというと
一般的には60分程度、話をします。
(心理療法の場合はそれぞれ必要な時間で
作業をしたりテストを行います)

話をしていく中で
受容してもらう安心感を感じたり
自分と向き合う時間になったり
自己実現に向けての要素を
見つけていく作業の時間だと
私は思っています。


また、カウンセリングの良いところとして
私が考えていることもちょっと紹介します。

医学は診断の元、治療や投薬をします。
よって病名が付くことがほとんどです。

カウンセリングでは診断をしません。
なぜなら、人間は多面体だからです。
中には、HSPで…とかアダルトチルドレンで…
と話される方もいらっしゃいます。
(SNS等でもよく見るので当てはまっていると
自分はそうだと自己判断されている方も
います)

人間は多面体なのでそのような単純な一言では
表しきれないのです。

ただ、いわゆるHSP気質の面積が大きいとか
アダルトチルドレンの要素が大きいということで
多面体であるあなたのどんな要素が大きくて
他にもどんな要素があるのかを知る作業になります。


あくまで、あなたという人間について
向き合うのがカウンセリングのいいところだと
私は誇りに思っています。



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