夏の景色
白い砂浜 走る君が
弾ける様に不意に振り向き
僕を呼んでいる
陽射しの中の君 光る肌は
水飛沫に溶け込んで
1枚の絵の様だ
夏の景色を僕は忘れない
どれほど時間が流れても
僕は ただ 君を見ていた
白い素足 波打ち際
浜辺に降りた人魚に様に
僕に微笑んで
陽射しに揺れる 柔らかい髪
愛と呼ぶには幼い君は
ただ無邪気なマーメイド
夏の景色を僕は忘れない
どれほど時間が流れても
僕は ただ 君を見ていた
愛しさこそが 愛とは知らずに
僕は ただ 君を見ていた
僕は ずっと 君を見ていた