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うつがよくなってきて気がついたこと


あまりタイトルで惹きつけるようなものにはしたくなく、単に日記として記録しておく。
そのことを注意しながら書いておきますね。

なのでこれをみたからと言って何かがよくなるとかではまったくありません。

当事者と周囲

うつになってから周りにゆっくりでいいから治していこうね。とか前みたいになれるから大丈夫だよ。とか声をかけられます。

別にそのこと自体は悪くありません。
ただ、当事者としては治したいとか前のように戻りたいとかという感覚にはどうもなれません。

サカナクションの山口一郎さんがうつ病を患われて、発信されていたのは

生まれ変わる。
新しい自分になる。ということです。

この表現がうつになったものとして近いなと思うんですよね。
これは当事者と周囲で生まれる埋めようのない「隙間」だと最近感じています。

なってしまった以上この何かを抑うつになったあの感覚を0にすることはできない。
うまく乗りこなすしかない。
そんな感覚です。

これは仕方のないことでうつ以外でも何かしらの病にかかった方にしかわかりません。
なのでそこを埋めようとするとお互い消耗してしまうんです。

ゴールは一緒なのに二人三脚の足の出し方がばらばらで足をつなぐ紐もゆるゆる。
だからぐだぐだに陥りやすい気がする。

だからこそ自分は次のようなことをしてみた。

・疲れる前に休む
・うつであることを気にしないこと
・矢印(意識)を外に向けること

この3つです。
これが簡単なようでとても難解です。

まず気にしないなんてできない。
本当にできません。

そこでやってみたのが疲れを少し先に感じ取って早めに横になる。
疲れる前に横になる感じです。

調子が良くなったら周りを見てみる。
うちの部屋って緑色が多いなぁとか、
今日はこの葉っぱ元気だなぁとか、

も少し元気になったら外を見てみる。
あの雲なんか面白い形してるなぁ、
あの雲とその雲はどっちに進んでるんだろうとかです。

一見なんてことないですが、うつのときは自分の事で頭がパンパンになるのでそんな余裕はありません。

そんな風に自分の外に矢印を向ける練習をしてみるんです。

でも疲れる前に休む。
そうしたら自分の場合、近所だけど一人で出かけられるようにもなったし、家事もできるようになりました。

もしここまで読まれて苦しいと感じた方はおすすめできません。
まずは横になる時間が必要です。

わかります。横になるのも飽きている事も。
それでも体は意外と休んでくれます。
目を閉じるだけもおすすめです。

こうして「うつ」という単語に触れるのもnoteでも私生活でもあえて避けてきました。
向き合うと引き込まれてしまうからです。
だからちょっと横目で観察しとくくらいがいい。

なのでこうしてうつをテーマに書くことも久々です。
元気になってきたからではなく、焦らないこと。
それも気にしない練習なのです。

向き合うべきはうつではなく自分の体です。
疲れてそうかそうじゃないか。
それだけで十分です。

元気なることが目標なのではなく生きることが目標です。
生きるのが嫌ならその場から逃げたって良いのです。

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