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読書が嫌い(苦手)な私が出会った、画期的な読書法!
私の嫌い(苦手)なこと
こんにちは、MMM(まみむ)です。
ここで衝撃的な話を一つさせてください。
実は私……
本を読むのが嫌いで……。
このnoteでは読書感想をたくさん載せています。
そのため「読書家なんだ!」と思われそうですが、根本的にはめちゃくちゃ読みたくない。
集中力は続かない、没頭もできない。
何のために読んでいるのか
一方で「何のために読むの?」と言われたら「自己研鑽」や「自分が疑問に思っていること」を読書で解決できるかもしれない……と感じたからです。
幸いなことに、会社でビジネス書を読ませていただく事が多いです。
私は「自分の時間を使って読むならば、自分の見になる形で読みたいが!?」と思うタイプでして。
だってもったいないじゃないですか!読む時間すごくかかるし!
速読を習ってみた
5年ほど前に
「読書が嫌いすぎる」
「読書が好きになるために、速読を習いに行くか……」
「早く読めるようになれば自ずと好きになるかもしれない」
と速読レッスンに通ったことがあります。
結果どうなったかというと
早く読めるようになったが、根本的に読書はやっぱり嫌い。
で落ち着いてしまいました。
「楽しい」とは程遠い、読書という行為
「読書」自体が私にとって苦痛で仕方ない。楽しいとは思ったことがない。
一方で、知らないことを知れるツールだとは思っているので、読む事に意味がないとは思っていません。
何故、楽しくないのか?
それは私の「認知特性」と「読書」に生じたギャップのせいでした。
二年ほど前に、自己分析ツールの派生で「認知特性」というものに出会いました。私の診断結果は下記です。
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以前、
・言語をイラスト(3Dなど)に落とし込んでイメージを理解するAさん
・言語を言語のまま認識するBさん
の違いは「認知属性」にある!というレポを読んだことで気づきを得ました。
「まさに私……Bさんなんだ……!」と思った記憶があります。
何故かというと、周りがよく言う
「本を読んだら情景が浮かぶ」
「本の世界に没頭する」
が全く理解できなかったんです。
文章を図式化して処理するのが得意な「言語抽象タイプ」
「言語抽象タイプ」は、文字や文章から受け取った情報を、図式化して処理するのが得意です。分かりづらい文章を、文字・数字・図と結び付けて記憶します。何かを覚えるときに書き出すと覚えやすいという人は、言語抽象タイプといえるでしょう。例えば、英単語の学習時に繰り返し書いて覚えるタイプの人には、言語抽象タイプの特性があります。
「文字を”文字”という形のまま理解している(理解する傾向が強い)」
という自分の特性を2022年に知って、「だからみんなの言っていることが理解できなかったのか!」と納得した覚えがあります。
本の世界が頭に流れ込んで来ず、没頭できない私がおかしいのか!?と思っていたけどそうじゃありませんでした。よかった。
言語理解の問題でした。
そういった点から「本は、情景が思い浮かび、見たことのない世界を見せてくれるから楽しい」という布教活動をされても、私にはピンと来ず。文章は文章止まりでした。
漫画は読めるけど小説は飽きてしまう理由もここでわかってきました。
漫画は景色が目の前にご用意されているため、合わせてセリフという文字を視認して舐めればいいだけ。小説は、情景を思い浮かべようと自主的に働きかけるパワーが必要。この差は大きいかも。
ビジネス書は学校の教科書に近い
だから、読めるのかもしれない。
「小説」を読む事を「楽しいと思ったことがない」私が、何故こうして「ビジネス書」を読んで要約してnoteに書き起こしているのか……。
答えはおそらく「自分が欲している知識が、そこに書かれているから」かと思います。
過去の私は「ビジネス書って小説よりお堅いから、さらに読むの苦痛じゃん!」と思っていました。
とはいうものの、働く中で、本の表題に書かれた「知識」が必要だと感じる場面が多くありました。
結果読まざるを得ない状況に。
「紙1枚!」読書法
そして私は(ドMなので)苦しい思いをしながらも、本と向き合う時間が増えました。
そして私は「時間を使うならば、自分の身になってほしい」と思い始めます。
せっかくなら読んだ本の内容は覚えておきたい、まとめておきたい。しかしまとめは時間がかかる!
もはや欲張りセットです。
そんな中、出会った本がこちらでした。
夏のkindleセールありがとう!
早く読めて、忘れない、思考力が深まる 「紙1枚! 」読書法
「紙一枚」にまとめるという考えがあります(よく聞く)。よくトヨタでは言いますね。
これの「読書版」とのこと。
昔から「まとめる行為」自体は好き
小学生の時から「A4一枚にまとめなさい」や「研究レポートをまとめなさい」という宿題が得意でした。
この本「私に合っているのでは?」と思ったんですよね。
とはいえ、過去これまでの記事を見てください。
読書記録をつけようと思うと、
1.分量が多い(本って100ページ以上あるんだもの)
2.ハードルが高い
3.気軽さがない(腰が重い)
の三拍子でした。
しかし、この方法なら1枚にまとめられるし、この本から得た知見を簡潔な文章で表せる…!
「紙一枚」法で本書をまとめてみた
以前下記の記事を書きました。
方眼ノート法で読書記録をまとめた場合、とにかく時間がかかる!キツイ!
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本のまとめくらい、もっと簡単にならないか!?
と思っている方は是非「紙一枚」法、おすすめです。
「紙一枚」法で本書(紙一枚読書法)の内容をまとめてみました。
大体の手順は以下の通りです。
1.用紙を分割する
2.左上にタイトル、右上に「この本で学びたい事/知りたい事」を書く
3.(2)の答えになりそうなキーワードや文章を拾いながら(※ここが重要)、左の欄へひたすら書き込んでいく
4.(3)を元に、(2)の答えを自分なりの言葉で表現する
5.(4)の結果に対し「具体的にはどういうこと?」「何故そう考えるの?」を自分に問いかけていく
6.最後に「今後できることは?」の設問で導いたことを、私生活に落とし込んで行動に移す
詳しいまとめ方は、是非本を読んでみてください!
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赤字で丸が付けてある部分は、私が重要だと思ったポイントです。
Q:この本で知りたい事
A:この本で得た答え
What?:具体的にどういうこと?
Why?:何故そう思うの?
How?:今後どう生かす?
左側スペース:Aを導き出すためのヒント
この視点で見てもらえばOKです。
まとめが1枚で終わるし、見やすくて良いですね。
パーパス・リクエスト
本書ではパーパス・リクエストという手法を用いています。
パーパス・リクエストとは「目的」と「要求」のこと。
読者である「あなた」が「本や作者」に「自分が知りたい、学びたいと思っていることを教えて」とリクエストすること。
パーパス・リクエストで本書をまとめます。
下記の質問文章の方がわかりやすかったので、画像内と少しニュアンスを変えています。
Q.(目的/質問)
忘れられない本の読み方とは?
A.
自分が知りたい事を本に聞き、実践ベースまで活かす方法を考えること
まとめ(要約)
要約すると下記になります。
本を読んでも忘れない方法とは、自分が知りたい事を本に聞き、実践ベースまで活かす方法を考えることです。
読書は「自分中心」に読み進め、常に知りたいことが分かったかどうかを考えます。
また、一枚の紙へ「自分の疑問」とそれを解決するキーワードを抽出し、そこから「答え」と「具体」と「NEXTステップ」を記載していく方法もおススメです。この方法を実践することで、目的の達成(=自分の疑問を解決する事)に役立っているかの観点で本を読み進めることができるからです。
紙には自分以外の相手にも伝わる表現で記載します。誰かに説明ができるレベルに落とし込まれていれば、自身の理解も深まるからです。
まずは本を1冊読んだら「紙一枚」にまとめていく癖付けをしていきたいです。
おわりに
短時間でまとめられるし、アナログ派のくせに効率厨な私にとってはすごくうれしい!
今後はこの形で読書記録をまとめていこうと思います!
2024.9 公開
2024.02.01 文章修正
MMM(まみむ)