阪神タイガース、初回表先頭打者ホームランだけの1-0完封勝利(NPB史上8度目)
阪神タイガースがレアな「スミ1」で自身の5連敗と、ロッテの11連勝を止め、今季交流戦で初勝利を挙げた。
6月2日、ZOZOマリンスタジアムでの対千葉ロッテマリーンズ戦、初回表、ロッテ先発のC.C.メルセデスに対し、この日、1番に入った森下翔太がカウント1-2からの5球目を叩き、レフトスタンドへ飛び込む今季6号、先頭打者ホームランを放った。
阪神先発の才木浩人は8回までロッテ打線を被安打4、6奪三振、無四球に抑える素晴らしい投球を披露した。
一方で、ロッテ先発のC.C.メルセデスも森下の先頭打者アーチ1本のみで、8回まで被安打4、5奪三振、1四球、1失点とこちらも先発の役目を十二分に果たした。
試合はそのまま阪神が1-0と1点リードのまま9回裏、ロッテは完封勝利が懸かった才木を2番・小川龍成がセンター前安打、3番・髙部瑛斗がショートへの内野安打で無死一、二塁と攻め立てたが、4番のネフタリ・ソトがショートゴロ併殺打、続く5番のグレゴリー・ポランコもセカンドゴロに倒れ、万事休す。
ロッテの連勝は「11」でストップし、一方の阪神は連敗を「5」で止めた。
阪神の先発、才木は9回を投げ切り、116球、被安打6、6奪三振、無四球完封で今季6勝目で、リーグトップに立った。防御率1.34はリーグ3位につけている。
しかも、6勝のうち、完封勝利が3つと群を抜いている。
なお、NPBの公式戦で、ビジターチームが初回表、先頭打者のホームランだけで1-0で勝利したのは8度目で、セ・リーグでは2014年6月11日、東京ヤクルトスワローズが対東北楽天イーグルス戦(楽天Koboスタジアム宮城)で、1番・山田哲人の先頭打者ホームランで挙げた1点を、先発投手の石川雅規が一人で守り切って完封勝利を挙げて以来、10年ぶり4度目の快挙であった。
しかも、先発投手の完封勝利つきとなると、史上6度目である。