【2023年9月10日】宮城大弥、高卒4年以内に3年連続二桁勝利到達

宮城大弥、左腕では江夏豊以来の快挙

オリックス・バファローズの宮城大弥が、左腕では江夏豊以来の快挙を達成した。

9月10日、ZOZOマリンスタジアムでの対千葉ロッテマリーンズ戦で宮城大弥は今季20試合目の先発登板をすると、8回までロッテ打線をわずか1安打、無失点に抑え、今季10勝目を挙げた。
これで、8月17日の対ソフトバンク戦から29イニング連続無失点を継続中である。


高卒2年目以内にシーズン二桁勝利到達はドラフト制導入以降、18人目

宮城大弥は高卒2年目の2021年に、シーズン10勝を挙げているが、高卒2年目以内にシーズン二桁勝利を挙げている投手は、1966年のドラフト制度導入以降、19人しかいない。


「高卒4年目以内でシーズン二桁勝利3度達成」は12人目

さらに、1966年にドラフト制度が導入されて以降、高卒4年目以内に、シーズン二桁勝利を3度、達成したのは、

①鈴木啓示(近鉄バファローズ)*新人から
②堀内恒夫(読売ジャイアンツ)*新人から
③江夏豊(阪神タイガース)*新人から
④西岡三四郎(南海ホークス)
⑤桑田真澄(読売ジャイアンツ)
⑥川崎憲次郎(ヤクルトスワローズ)
⑦松坂大輔(西武ライオンズ)*新人から
⑧ダルビッシュ有(北海道日本ハムファイターズ)
⑨涌井秀章(西武ライオンズ、埼玉西武ライオンズ)
⑩大谷翔平(北海道日本ハムファイターズ)
⑪藤浪晋太郎(阪神タイガース)*新人から

宮城大弥は12人目であり、左腕に限ると鈴木啓示、江夏豊に次いで3人目である。
球団では前身の阪急ブレーブスを含めると、梶本隆夫(1954年入団)、米田哲也(1956年入団)以来、3人目となる。

今季10勝目を挙げた後、宮城はインタビューで、前日、2年連続でノーヒットノーランを達成した山本由伸を引き合いに出し、

「上には上がいますし…。由伸さんという素晴らしい先輩がいるので、続けられるように、そういった投手になれるように勉強したいと思います」

と控えめに語ったが、山本由伸を超えることとなった。

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