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皆神龍太郎は一点突破で前世・生まれ変わりの伝説をおとしめようとしている

❗❗この記事の結論──皆神龍太郎にフェアプレー精神はなく、そのデバンキングに説得力は微塵もない。

メシア──世界唯一のスケプティックハンター。懐疑論者の嘘を暴く達人。

リネンちゃん──メシアの弟子。

リネンちゃん 懐疑論者の皆神龍太郎さんはと学会の『トンデモ超常現象99の真相』の中で次のようなことを言っています。

 〈米バージニア大学医学部のイアン・スティーブンソン教授は『前世を記憶する20人の子供』という著書の中で、《イマッド・エラワーの例》という最強の生まれ変わり例をあげている。

 しかし、カナダ・グラスカレッジのレオナード・エンジェルの調査で、間違いであることが判明している。

 理由①──エラワーの前世とされるイブラヒムには子供がいるとされていたが、イブラヒムは生涯独身だった。

 理由②──エラワーはイブラヒムの母親を見分けられなかった。

 理由③──親類やいとこのことを兄弟と言い、本当の弟のことを思い出せなかった。〉

メシア 皆神さんがネタ元に使っているのは、カバールのエージェント集団CSIの機関誌『スケプティカル・インクワイラー』だ。

 よって、もうこの時点で信憑性はないと言える。

リネンちゃん 皆神さん、かわいそう……。

メシア よしんば『スケプティカル・インクワイラー』が正しかったとしても、皆神さんがやっているのは卑怯な一点突破にすぎない。

リネンちゃん どういうことですか?

メシア 生まれ変わり研究の世界最高権威、スティーブンソン教授は生涯15冊の本と259本の論文を発表した人なんだ。

 「前世や生まれ変わりなどない!」と言うのなら、それらに書かれてある話すべてを論破する必要があるはず。

 また、スティーブンソン教授に影響を受けた人に……

 ●サトワント・パスリチャ(インド国立衛生神経科学研究所)

 ●エルランダー・ハラルドセン(アイスランド大学)

 ●ユルゲン・カイル(タスマニア大学)

 ●アントニア・ミルズ(北ブリティッシュ・コロンビア大学)

 ●ジェームズ・マトロック(超心理学財団)

 ●ジム・B・タッカー(バージニア大学知覚研究所所長)

 ……といった人たちがいるんだけど、彼らはスティーブンソン教授が調査した事例を再調査し、中心人物や情報提供者たちの証言に大きな食い違いがないことをたしかめたりしている。

 こうした事実を無視して「イマッド・エラワーの話は嘘だった。よって前世・生まれ変わりなど全部嘘だ。チャンチャン」で終わらせようとする皆神さんのアンフェアぶりにはため息をつかざるをえない。

リネンちゃん 怒りがわいてきます。

メシア しかし、これだけで終わったらおもしろくないので、次の記事で私の中の最強の生まれ変わり例である《ジェームズくんの例》を紹介したいと思う。

 皆神さんファンとと学会ファンはハンカチのご用意を……。

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